【レビュー】おすすめのイヤホン:Pioneer SE-CH9T
アニソンなら1万円以下最強説も流れる、密かに人気の高いパイオニアのハイレゾ対応イヤホンです。さまざまなアニメとのコラボモデルを継続的に出していますが、本当にアニソンとは相性が良く、アニソン好きの人にはかなりおすすめできます。
ビルドクオリティ
標準ケーブルはツイストケーブルを使っています。1万円以下の価格で買えますが、リケーブルも可能です。国産のイヤホンはこの価格帯では付属品が最小限くらいのものが多いのですが、このイヤホンも付属品はイヤーチップとポーチやコネクタシールドなど最小限に限られています。
イヤホン本体のビルドクオリティは高く、シックなデザインで外観はかっこいいです。
仕様など
型番
SE-CH9T
型式
密閉型ダイナミック
再生周波数帯域
5 Hz ~ 50 000 Hz
インピーダンス
26 Ω
最大入力
(JEITA)
100 mW
出力音圧レベル
108 dB
ユニット口径
φ9.7 mm
接続コード
1.2 m
プラグ
φ3.5 mm 4極ステレオミニプラグ (金メッキ)
質量(コード含まず)
9 ghttps://pioneer-headphones.com/japanese/premiumsound/se-ch9t.html
付属品
イヤホンチップ(シリコン)S/M/L
コネクターシールド (2個)
キャリングポーチ
COLOR
BLACK(-K)
音質
低域は広く深掘り感もありますが、中域との分離が少し強調されています。タイトな音色で制御が聴いており、ボヤけた印象は受けません。
パイオニアのイヤホンは明るめの中域を奏でることが多いですが、このイヤホンも例外ではなく、中域の高い方がより前に出てくるように感じられます。したがって男性ボーカルよりは女性ボーカルのほうが輝き、つやつやとして聞こえます。同じような音域に属する金管やシンバル、エレクトリックピアノのような楽器音の発色も目立つので、若干尖りのあるメリハリを見せます。ただし、この音域の強調は音を混濁させやすいところがありますので、とくにロック系の曲ではハイハットの粒感は少し粗く分離が悪く感じられる可能性はあります。
高音は落ち着いていて、スムーズに中域からつながっています。これは女性ボーカル周りを最大限魅力的に見せるための配慮に思えます。煌めきの強いアニソンでは高域の存在感によってはボーカルが飲まれてしまう可能性もありますが、このイヤホンは高域の存在感は出すぎないよう調整されているので、女性ボーカルを一番強く印象づけてくれます。
コストパフォーマンス
女性ボーカルを楽しめるイヤホンを探しているなら、 Pioneer SE-CH9Tはかなり悪くない選択肢で、アニソンを聴く人にはとくにバランスの良い調整に思えるでしょう。価格の割にビルドクオリティも高く、デザインも洗練されていて、満足感は高いです。
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