【レビュー】おすすめの中華イヤホン:FiiO FD5

2021年5月24日

FiiO FD5
FiiO FD5

FiiOのシングルDDイヤホンFiiO FD5について紹介します。FiiOのシングルDDモデルのハイエンドに当たります。

パッケージ&ビルドクオリティ

FiiO FD5のパッケージングは​​豪華で充実していて、風格があり、プレミアム製品として申し分のない品質です。

外側の印刷された段ボールのラップを取り去ると、FD5が銀色の線画でエンボス加工された魅力的な黒い内箱があります。磁気で固定されたカバーを開くと、上部フォームトレイにIEMと美しい外観のおしゃれなケースが並んでいるのを眺めることができます。うっとりするひと時があります。

付属品

  • トラベルレザーキャリングケース
  • イヤチップx13ペア
  • クリーニングブラシ
  • MMCXアシストツール
  • 2,5mm→3.5mm変換プラグ
  • 2.5mm→4.4mm変換プラグ
  • 交換可能なノズル2セット(1つはFD5に装着済み)
QoA Adonis

ビルド品質

FD5はセミオープンバック構造になっています。外観は宝飾品の美しく、キラキラと輝いています。すべてステンレス鋼で構築され、頑丈です。

QoA Adonis

仕様など

  • ドライバータイプ:12mmベリリウムコーティングされたダイヤモンドライクカーボン(DLC)ダイナミックドライバー
  • 周波数特性:10Hz〜40kHz
  • 感度:109dB
  • インピーダンス:32Ω
  • ジャックコネクター:2.5mm/3.5mm/4.4mm
  • カートリッジ接続タイプ:mmcx
  • ケーブル長:1.2m

音質

FiiO FD5はハーマンターゲットカーブに依拠してチューニングされています。そのサンドはハーマンターゲットカーブよりパワフルで、より高域で繊細なディテールを持っています。

サウンドチューブ

FD5には交換可能なサウンドチューブが付属しています。FiiOによると、口径の大きなサウンドチューブは「バランス」タイプで、小型のサウンドチューブは、より低音に焦点を合わせたサウンドを提供するとされています。小さなチューブに適合するイヤーチップはトリプルフランジタイプのみです。

低域

FD5の低域は量的に豊かで、中低域のインパクトによってスピード感とパワフルさが感じられます。減衰はやや長く、音楽的に充実した残響をもたらしますが、モニター的ではありません。ポピュラー音楽を楽しく聞かせてくれます。

中域

中域はリッチでフルボディです。曇った印象は受けません。ボーカルはアッパートーンで生き生きと、前向きに聞こえます。滑らかで詳細なサウンドを持っており、広がりのあるステージが形成されています。

高域

高域は明確で優れた解像度を持っていますが、滑らかでバランスが取れており、不快な鋭さや耳障りさはありません。高域の減衰は少し早く、拡張性にそれほど優れてはいませんが、減衰は緩やかなため、その欠点を感じることは稀でしょう。

音場

セミオープンバックのせいかサウンドステージは広く聞こえます。

コストパフォーマンス

FiiO FD5は価格に見合う製品です。パッケージの豪華さ、サウンドの一貫性、その造形美などあらゆる要素を考慮して、後悔することはないでしょう。

FiiO FD5

¥28500
9.2

装着感

9.5/10

高音

9.0/10

中音

9.0/10

低音

9.5/10

コスパ

9.0/10

Pros

  • 優れた外観
  • 良好なビルドクオリティ
  • 滑らかな高域
  • 優れたバンドルアクセサリー
  • バランスの良いサウンド
  • パワフルでタイトな低域
  • 広いサウンドステージ

Cons

  • ウォームサウンド
  • わずかにのびやかさの足りない高域