【レビュー】おすすめのワイヤレスヘッドホン:SONY WH-1000XM3

2019年5月30日

SONY WH-1000XM3
SONY WH-1000XM3
ソニー SONY ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM3 B : LDAC/Bluetooth/ハイレゾ 最大30時間連続再生 密閉型 マイク付 2018年モデル ブラック

SONYの大人気モデルWH-1000Xがついに3世代目に突入しました。特に評価されているのがそのノイズキャンセリング能力です。その評価は評論家もユーザーもライバルのBOSEファンでさえ、衆目一致で「現状最強」。「究極の無音環境」を実現したと話題になっています。

とにかくすごいノイズキャンセリング

SONY WH-1000XM3には宿敵がいます。その名はBOSE Quiet Comfort 35Ⅱ。どちらも高いノイズキャンセリング機能を持ち、音質的にも低域を利かせた重厚感溢れるサウンドが共通で、まさに宿命のライバルという感じ。その根っからの支持者であるBOSEファンをして、「音質はもちろんBOSEがいいが……ノイキャンは負けている」とSONY WH-1000XM3に白旗を揚げさせました。

試してみて分かること。それは「文字通りの無音環境」というノイズキャンセリング機能が長年夢見て果たせなかったことを、ほぼほぼこのWH-1000XM3が実現したという驚異です。

全ての人が「真の静寂」を感じられるヘッドホン、それがこのWH-1000XM3なのです。その水準にライバルさえも脱帽させられてしまいました。

音質

音質面では前機種のWH-1000XM2とほとんど変更がないと言われています。実際印象は変わらないです。低域重視傾向でドンシャリ感のある正統派系SONYサウンドです。ドンシャリになっていることを除けば、音に演出感はほぼなく、意外と自然というか地味です。

ただノイズキャンセリングが強化されたせいか、これまでよりも音の色味がはっきり感じられて存在感は増した感じで聞こえます。ノイズ感がないのでクリアに聞こえます。

そう。WH-1000XM3がすごいのは、完璧なノイズキャンセリング環境を実現しているので、音を聴きやすくするために不自然な演出を加える必要が無かったというその点にあるのです。驚嘆です。

快適な付け心地

あまり注目されていませんが、実は装着感もかなり改善されています。折り畳み可能で持ち運びも便利なヘッドバンドにはクッションが設けられ、耳当たりの良いイヤーカップが優しく耳を覆います。

しかも軽い。実は前世代のWH-1000XM2より1割弱ほど軽くなっているんです。SONYは快適性に妥協がありません。

コストパフォーマンス

安い機種ではありませんが、ライバルであるBOSE Quiet Comfort 35Ⅱより平均販売価格は低く、コスパは相対的に高いです。この2機種のどちらを選ぶかは、デザインや音質で好みが分かれるでしょうが、しかしノイズキャンセリングについては満場一致でSONY WH-1000XM3に軍配が上がります。それを考えると、ノイズキャンセリングヘッドホンの中では現状最強コスパ機種の一つであり、かつ最高峰クラスだということができます。

SONY WH-1000XM3

8.3

装着感

9.5/10

バッテリー

9.0/10

通信品質

9.5/10

防水性能

4.0/10

高音

8.0/10

中音

8.0/10

低音

9.0/10

コスパ

8.0/10

お気に入り度

9.5/10

Pros

  • 高いノイズキャンセリング性能
  • 快適な装着感
  • 評論家が絶賛
  • ユーザー満足度が高い
  • 素直な音質

Cons

  • 防水性能の低さ
  • 相応に高い価格