【レビュー】おすすめの中華イヤホン:TFZ No.3
![TFZ No.3](https://i0.wp.com/audioreview.m1001.coreserver.jp/wp-content/uploads/2019/05/TFZ-No3.jpg?resize=500%2C500)
中国のイヤホンメーカーの中でも人気の高いTFZが最新技術をふんだんに盛り込みつつ、エントリークラスで出してきたのがこのTFZ No.3になります。
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは高く、ヘアライン仕上げの金属板フェイスプレートが目を引きます。見た目の割に軽量ですが、やや大きめのデザインとなるため、女性の耳には少し収まりが悪い可能性はあります。
![](https://i0.wp.com/ae01.alicdn.com/kf/HTB1aECeS8LoK1RjSZFuq6xn0XXab/The-Fragant-Zither-TFZ-NO-3-Third-Generation-Unit-HiFi-In-Ear-Monitor-Earphone-Dynamic-Driver.jpg?ssl=1)
音質
ダイヤモンドドライバーとダブルマグネティックサーキットという2つの高音質機能を組み合わせた振動板が奏でる音は非常にスピーディーでエキサイティングです。TFZはどちらかといえば低域の強調を重視するメーカーですが、このNo.3の低域は良質ですが、全体のプレゼンテーションは中高域の精彩により重点が置かれているように聞こえます。
低域のリーチが深く、かなり下に床面を感じることになります。このおかげで音場には黒色を感じられる静謐感が出ています。僕の見立てでは、この深くて暗い低域音が中高域の発色に大きく影響しています。それは中高域をより明るく聞かせてくれる下地になっています。中低域付近ではパワフルでタイトな低域がドラムを活力に満ちて聴かせてくれるでしょう。
中域は高域方向に重点が置かれています。必然的に男性ボーカルの聞こえは女性ボーカルに比べると明らかに劣ります。中域はウォームで低域とは明確に分離された広い空間をなしており、高域に向かってすっきりと抜けていく空間を作っています。
TFZは高域で比較的パリッとした硬い音が好みだったように思いますが、No.3の高域はさわやかで抜けが良いです。低域の暗さとのコントラストで明るい印象を受けますが、実際のところ輝きはそれほど強調されていません。解像度も決して高くなく、低音が重たくなるような曲では力不足を感じることがあるかもしれません。
音質が似ており、明確なライバルとなるのはIKKO OH1です。低域の量感では拮抗し、全体的な解像度ではOH1に軍配が上がるでしょう。コントラスト感ではNo.3のほうが勝ります。
![](https://i0.wp.com/ae01.alicdn.com/kf/HTB1IGuES5LaK1RjSZFxq6ymPFXak/The-Fragant-Zither-TFZ-NO-3-Third-Generation-Unit-HiFi-In-Ear-Monitor-Earphone-Dynamic-Driver.jpg?ssl=1)
コストパフォーマンス
中域で女性ボーカルを思う存分に味わいたいなら、この価格帯では有力候補です。艶やかで明るい風雅な声色であなたを眩惑させてくれることは間違いないです。
より詳しい情報
より詳しい情報については以下のレビューを参考にしてください。
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