【レビュー】おすすめのヘッドホン:BLON B20

BLON B20
BLON B20
BLON B20 HIFIシングル平面磁気ヘッドホン 軽量97*76mmの平面磁気ドライバを搭載 木材のヘッドホン輪郭と金属製のヘッドバンド 柔らかいイヤーマフ リケーブル可能 PC/携帯電話/ラジオ/ビデオなど対応でき オッペン/オーバー型ステレオヘッドホン

BLONはほとんど知られていないメーカーですが、2019年に一部のオーディオファンの間で話題になったブランドです。そのBLONから平面駆動型のヘッドホンが登場しました。

ビルドクオリティ

BLON B20の梱包は簡素で、薄型のボックスに入れられており、窓からB20の姿が覗いています。重さは約460gあり、武骨なデザインで装着感は少し重く、手応えがあるフィットです。フレームはスチールで構成されており、非常に頑丈です。

仕様など

パラメーター
製品名:BLON B20 HIFIシングル平面磁気ヘッドホン
ブランド:BLON
モデル:B20
ドライバ:97*76mm平面磁気ドライバ
輪郭:木
ヘッドバンド:金属
ケーブルプラグ:3.5mm
感度:96db
周波数反応範囲:20-40000hz
インピーダンス:32Ω
重量:460g

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音質

B20は低域と中高域に強調点があり、マクロディテールと鮮明度は良好ですが、やや細かな詳細さに欠ける印象を受けます。

低域

低域は優れたアタックを持っており、深みもあります。やや量感は多めですが、過剰感はありません。中低域は高速でパンチが聴いており、スピード感があって、ディケイも速度があるのでタイトでコントロール良く聞こえます。

中域

ボーカルは後退します。ボディは薄くなるので、ボーカルの子音は刺さりがちになります。明瞭感は高く、楽器の分離感も悪くありませんが、自然な厚みには少し欠けるかも知れません。

高域

高域は良く拡張されており、鮮明です。ディテールは自然で滑らかで、活き活きしています。輝きが適度にありオープンで、伸びやかでゆったりしています。

音場

開放型としては音場はそれほど広くありません。ヘッドホンの平均よりは広めです。

コストパフォーマンス

BLON B20のビルドクオリティは良好で、音質は活気に満ちた少し明るいトーンとダイナミックなプレゼンテーションを持っています。ドンシャリ系の鮮やかで元気な音が好きな人にアピールするヘッドホンです。ただし、ボーカルは鮮明ですが豊かではありません。価格は充分に納得できるものですが、競合相手はHIFIMAN SUNDARAで、より濃厚な音が好きなら、そちらを選んだ方が良いでしょう。

BLON B20

8.2

装着感

8.5/10

高音

8.0/10

中音

7.5/10

低音

8.5/10

コスパ

8.5/10

Pros

  • ビルドクオリティが高い
  • 快適なイヤーパッド
  • 着脱可能なケーブル
  • パワフルでスピード感のある低域
  • 明瞭感のある高域

Cons

  • 装着感が重い
  • 中域がやや貧弱