【レビュー】おすすめの中華イヤホン:Yinyoo BK2
2020年3月15日
![Yinyoo BK2](https://i0.wp.com/audioreview.m1001.coreserver.jp/wp-content/uploads/2019/05/Yinyoo-BK2.jpg?resize=1000%2C1000)
今ではあまり見かけないインイヤー型のイヤホンです。このイヤホンはインイヤー型の中では比較的分離が良く、おすすめできる製品です。
ビルドクオリティ
BK2のビルドクオリティはかなり高いです。ただし、やや大きめの19mmのハウジングは女性の耳には大きすぎるところがあるかもしれません。
付属品も豊富でリケーブルも可能です。
![](https://i0.wp.com/images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51iGpqWkONL._SL1000_.jpg?ssl=1)
音質
インピーダンスが32Ωと高めです。このイヤホンを充分に鳴らすには低価格スマホでは力不足を感じるかも知れません。音量は少し取りづらい傾向にあります。全体的に開放的で柔らかく、聴き心地の良い音を奏でます。
開放的なインイヤータイプらしく、重低域の存在感は薄いです。中低域も直線的でスムーズに感じられ、アタックよりもディケイが遅く、タッチが遅延して感じられる場面もあります。しかし低域はクリーンで細部が非常によく表現されます。
中域は低域とよく連携しており、下の方は少しウォームです。中域はやや引っ込んでいますが、細部は比較的よく再現されています。ボーカルはよく分離して聞こえますが、やや奥まっています。男性ボーカルも女性ボーカルもほぼ同等の表現です。
高域はやや尖りを出しますが、インイヤー型の開放性のおかげで抜けが良いので、痛い感じは受けません。高域では少し目立つ煌めき感が加えられたあとに、音はすっきりと抜けていきます。
![](https://i0.wp.com/images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61EHp%2BU6CwL._SL1000_.jpg?ssl=1)
コストパフォーマンス
インイヤー型の傾向としてどうしても重低感は出づらいところがあるようです。そのため重心はやや上の方を向きやすいですが、決して軽い感じではありません。音の抜けが良いのとインピーダンスが高く歪みの少なさを期待できるせいか、分離がよい印象で、音場に曇りがなく、定位感は比較的良好です。ただし高いインピーダンスはプレーヤーに一定のパワーを要求するところがあります。
Posted by audio-reviewer
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