【レビュー】おすすめの中華イヤホン:FiiO FH5s
Fiio FH5s 2DD 2BA IEMs Hybrid 4-driver In-Ear Earphone
FiiOのハイブリッドイヤホンFiiO FH5sについて紹介します。FiiOの人気機種FiiO FH5のアップグレードモデルです。
パッケージ&ビルドクオリティ
FiiO FH5sのパッケージは高級感があり、13ペアの豊富なイヤーピースと豪華なPUレザーケース、バランス接続変換プラグ、mmcxアシストツールなどが含まれています。高級モデルにふさわしい洗練されたパッケージです。
付属品
- HB5PUレザーキャリングケース
- イヤチップx13ペア
- クリーニングブラシ
- MMCXアシストツール
- 2,5mm→3.5mm変換プラグ
- 2.5mm→4.4mm変換プラグ
ビルド品質
FH5sはFD5と同様のセミオープンバックデザインになりました。FH5シリーズの伝統的な流線型デザインとは一線を画しています。工作精度は非常に高く仕上げられています。背面にはチューニングスイッチが設けられています。
仕様など
- ドライバータイプ:2BA+2DD 4ドライバー (KnowlesTWFK-30017、12mm / 6mmベリリウムメッキダイヤフラム)
- 周波数特性:10Hz〜40kHz
- 感度:106dB
- インピーダンス:40Ω
- ジャックコネクター:2.5mm/3.5mm/4.4mm
- カートリッジ接続タイプ:mmcx
- ケーブル長:1.2m
音質
FiiO FH5Sのサウンドはかなり明るく、FH5よりも詳細で煌めき感があります。全体はU字型をしている弱ドンシャリイヤホンで、高域と低域に強調があります。
チューニングスイッチ
最初にチューニングスイッチの効果について説明します。スイッチの仕組みは簡単で、3つのスイッチはそれぞれ低域、中域、高域に対応しており、それぞれを上に上げると対応する周波数帯域が強調されるようになっています。
低域
低域は低域スイッチを上昇させていない場合でも存在感は強く、タイトで深みのある優れたサウンドを実現します。人によっては少し強く感じるくらいかもしれません。低域スイッチを上昇させることによって、より優れたパンチを聴くことができます。
中域
FH5sの中域は凹んでいます。中域のチューニングスイッチを上昇させるといくぶん前に出ますが、それでも少し引っ込んでいるので薄く聞こえる傾向があり、女性ボーカルはときどき甲高く聞こえるかもしれません。
高域
高域は非常に詳細で小さなニュアンスもよく聞こえ、音楽は生き生きと、楽しく聞こえます。ギターサウンドはのびやかで色づきよく、美しく聞こえます。ハイハットもエネルギッシュでアタックも優れています。
音場
セミオープンバックのせいかサウンドステージは広く聞こえます。
コストパフォーマンス
FiiO FH5sは価格に対して非常に優れていると思います。最大の欠点はケーブルのタッチノイズが多いことです。高域と低域が強調されており、人によっては高域の刺激が強すぎるように思うかもしれませんが、エネルギッシュで楽しいサウンドが好きならおすすめです。FH5sはとてもエキサイティングなイヤホンです。
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