【レビュー】おすすめのイヤホン:FAudio Passion

2020年3月15日

FAudio Passion
FAudio Passion
FAudio Passion FA-2323 ダイナミック型イヤホン

FAudioのエントリークラスモデルです。ダイナミック型でありながら繊細な音を実現しています。

ビルドクオリティ

アルミニウム筐体の頑丈なハウジングデザインになっています。ステンレスのノズルが接合されていますが、接合面のつながりもスムーズです。ノズル周辺は適度に盛り上がっており、耳にも自然に収まるデザインになっています。

仕様など

イヤホン筐体 6061-T6 アルミニウム筐体
ドライバー 9mm メディカル・ファイバー素材 ダイナミック型ドライバー
音導管 ステンレススティール製サウンドチューブ
採用独自技術 Triple Built-in Acoustic Chamber (T.B.A.C)
周波数特性 15Hz – 22kHz
インピーダンス 16Ω
感度 110dB
遮音性 -20dB
イヤホン端子 ベリリウム銅加工されたカスタム2pin端子(0.78mm)
ケーブル導体 銀メッキ銅導体
ケーブル長 約118cm
イヤホン端子 3.5mm ミニ端子
付属品 Black Jacket Sliver Plated Litz Cable
キャリングケース
クリーニングツール
1/4 アダプター
イヤーチップ(FA Foam x 1, FA Vocal (S/M/L), FA Instrument (S/M/L))
保証書(1年間)

https://www.mixwave.co.jp/dcms_plusdb/index.php/item?category=Consumer+AUDIO&cell002=FAudio&cell003=Passion&id=193

音質

FAudio独特の音の見通し感を重視したサウンドになっています。ダイナミック型らしい力強さを持ちながら、バランスド・アーマチュアのような繊細な音を感じさせてくれます。

低域

FAudio Majorの深堀り感と重みのある低域に比べると、Passionの低域はもう少し浅いところで聞こえます。Majorの温かみと深みのある音に比べると、やや薄味になりますが、タイトでスピードコントロールがよく、中高域の繊細な音を邪魔しないクリアな低域になっています。

中域

中域以上は音像をくっきり聞かせるような見通し感が維持されており、バランスド・アーマチュアのような繊細さを持っています。きびきびとした締まった感じがあり、なめらかに高域へと音が伸びていく感覚が味わえます。

高域

高域は十分に明るく、音場全体を開放的にしています。繊細さも十分に感じられ、ディテール感はダイナミック型モデルとは思えないほどです。高域は爽やかにすっきりと抜ける味わいになっています。

サウンドステージ

全体的に音が細い印象を受けるので、相対的に音場は広く感じられます。ダイナミック型とは思えないワイドレンジ感があります。

コストパフォーマンス

バランスド・アーマチュアのような繊細さとダイナミック型のパワフルさをうあく共存させています。ビルドクオリティも高く、高解像度系で元気な音が好きなら、魅力的な機種に映るでしょう。

より詳しい情報

より詳しい情報については以下のレビューを参考にして下さい。

FAudio Passion

8.5

装着感

8.5/10

高音

8.5/10

中音

8.5/10

低音

8.0/10

コスパ

9.0/10

Pros

  • ビルドクオリティが高い
  • 詳細な音質
  • 見通し感が良い
  • 元気な音

Cons

  • 薄味でタイトな低域