【レビュー】おすすめの中華イヤホン:CCA C16

2020年3月15日

CCA C16
CCA C16
CCA C16 イヤモニ型 イヤホン 3Dステレオサウンド Hi-Fi高音質 イヤホン 片側 高精度のバランスド・アーマチュアドライバー8基を搭載 カナル型 イヤホン 高遮音性 音源と相性がよく リケーブル 可能【合金フェイスプレート搭載、ハイレゾに対応上位機種】 (ブルー・マイクなし)

CCAはあまり聞き慣れないメーカーだと思いますが、「Clear Concept Audio(クリア・コンセプト・オーディオ)」の略で中国のIEMメーカーです。この低価格で片耳8BAの大量ドライバーを詰め込んでいるのが特徴です。

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簡素な梱包

KZのような格安マルチBAイヤホンにありがちな、非常に簡素な梱包でチープです。KZのような製品をたくさん買っている人は、もしかするとパッケージを見た途端に買ったことを後悔するかも知れません。中華製品では非常に安く粗悪な製品をスペックだけで高級機に見立てて高く販売することがあるからです。

しかしご安心あれ。幸いなことにCCA C16は粗雑な製品ではなく、ビルドクオリティはKZのような製品よりかなりしっかりしています。プラスチック部分は安っぽいですが、金属のフェイスプレートはたくましい外観を持っており、高級感があります。

音質

1万円台で8BAを搭載しているという驚きのスペックを持っているので、音質について逆に不安を覚えるかも知れません。KZの製品のように、マルチBAにも関わらず全体として「価格なり」の音ではないかと思うのも無理はないでしょう。

この点もご安心あれ。CCA C16は全体として元気で楽しい音を持っており、価格以上くらいの音質を楽しむことができます。とくにこの価格帯に見合わない広大なサウンドステージは大きな満足感を生みます。一方で分離感はよくありません。

低域はタイトでスピード感があります。量感的に目立つ音ではありませんが、存在感があります。パンチは少し弱めでしょう。バランスの良い音で正確な印象を受けますが、個性は感じず、特徴を捉えにくいところがあるので、魅力的な音ではないことは確かです。トランジェントはかなり高速なので、ドラムは明確に表現されますから、パーカッションに元気な感じは出ます。

中域はニュートラルな音色を持っています。清潔な印象を受け、楽器のディテールも価格の割に詳細で、速度も出ます。中域は上の方で強調が加えられているので、男性ボーカルよりは女性ボーカルのほうが輝きに満ちて聞こえます。音に太さはなく、充実感には乏しいかも知れません。

高域は開放的ですが、8つのうち4つものドライバーを高域に割り当てているにも関わらず、魅力はイマイチです。BAドライバーにありがちな乾いた感じの音になっており、直線的な音で表情は豊かではありません。シンバルはちょっと平凡です。しかし弦楽だけは例外です。ヴァイオリンの音を聴くと、材質感を伴った精彩のある音を奏でてくれます。

音場の広さに魅力を感じる人はこのイヤホンを試してみることをおすすめします。分離感は価格なりなので、分析的なモニター能力は物足りません。

コストパフォーマンス

コストパフォーマンスは優秀な方です。音質はこの価格帯ではレベルが高いと言えますし、サウンドステージに関しては上位の価格帯に食い込むことができます。音質はやや特徴に乏しいニュートラルサウンドですが、独特の魅力があることは確かでしょう。

CCA C16

8.1

装着感

8.5/10

高音

8.0/10

中音

8.5/10

低音

7.0/10

コスパ

8.5/10

Pros

  • 広大な音場
  • コスパが良好
  • ビルドクオリティが高い
  • 高い解像度

Cons

  • 平凡な分離感
  • 特徴のない音質
  • 8BA機としては平凡