【レビュー】おすすめの中華イヤホン:BGVP ZERO
人気の高い中華イヤホンブランド「BGVP」の静電型ドライバー搭載モデル「BGVP ZERO」を紹介します。
パッケージ&ビルドクオリティ
スライドボックスに収められたパッケージの外観は見栄えが良いです。ボックスを開くと最初に目に飛び込んでくるのはフォームにセットされたイヤホンと並べられたアクセサリーです。付属品はわかりやすく配置されており、取り出すのも容易です。
付属品
- BGVP ZERO
- mmcxコネクタ付きケーブル
- イヤホンキャリイングケース
- 黒いフォームチップ1ペア
- 白いシリコンイヤーチップ3ペア
- 黒いゴムフランジイヤーチップ3ペア
- 保証書
- インストラクションカード
ビルド品質
BGVP ZEROは完全に金属で作られています。シェルには高級アルミが使用されています。重量は最小限であり、外観も小型で目立ちにくいようになっています。
仕様など
- ドライバータイプ:10mmミニチュア スタティック型可動コイルユニット(10mmコイル+7mm静電型ユニット)
- 周波数特性:10Hz〜40kHz
- 感度:110dB
- 入力抵抗:129
- ジャックコネクター:3.5mm
- カートリッジ接続タイプ:mmcx
- ケーブル長:1.2m
音質
BGVP ZEROのサウンドは少し暗いウォームサウンドです。
低域
BGVP ZEROの低域は中低域が強調されており、ウォームなサウンドを持っています。やや鈍くブーミーな傾向があり、タイトさに欠けるのでディテールは少しはっきりしません。
中域
BGVP ZEROの中域は低域方向に重点が置かれており、穏やかでゆったりとしています。ボーカルは少し引っ込んで聞こえ、楽器と同じ平面上に存在しています。楽器音が強い音楽ではボーカルが埋もれて聞こえることがあります。楽器音やボーカルは豊かでボリューム感があり、空間には奥行きが感じられます。
高域
高域は少し鈍く、存在感が少し弱く感じられます。とくにアンプが適切に駆動していない場合、高域はより暗く聞こえます。十分な駆動力が提供されると、ZEROの高域はもう少し明るくなりますが、穏やかで歯擦音が目立つことはありません。
音場
BGVP ZEROの音場は幅と奥行きがあります。左右の分離は良いですが、中域に音が集まりすぎる傾向があります。ボーカル付近が少し混雑して感じられます。
コストパフォーマンス
BGVP ZEROは穏やかで刺激の少ない高域を持ち、ゆったりした音楽を楽しみたい人向けの製品です。ビルドクオリティやパッケージのクオリティはコストパフォーマンスに優れています。ウォームで聴き心地の良いサウンドが好きな人におすすめしたい製品です。
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