【レビュー】おすすめの中華イヤホン:Yinyoo D2B4
2020年3月15日
Yinyoo D2B4 イヤモニ型 イヤホン 高音質 ハイブリッドイヤホン ダイナミックドライバ2基 + バランスドアーマチュア4基を搭載 ハイレゾ型 イヤホン カナル型 高遮音性 密閉型 中華イヤホン (ブルー)Yoinyoo D2B4はグラフェンダイヤフラムを持つダイナミックドライバー2基とバランスドアーマチュアドライバー4基を搭載しています。
ビルドクオリティ
非常に美しい金属ハウジングは丁寧に接合されていて、接着剤のはみ出しもなく、mmcxもしっかりとつながっていて緩みはありません。ブランドロゴは避けられていますが、背面に「DORNIA」という表記があります。ネット上の情報によると、この部分は「Yinyoo」とロゴタイプされているものもあるようですが、私の手に入れたものは「DORNIA」でした。
ビルドクオリティは充分に満足できるはずです。
仕様など
Impedance: 19Ω
https://headfonics.com/2019/04/yinyoo-d2b4-review/
Driver unit: 10mm Graphene Diaphragm Dynamic Driver
Sensitivity: 102dB/mW
Frequency range: 20-40000Hz
Plug: 3.5mm Gilded (straight)
Cable Length: 1.2m±3cm (interchangeable MMCX)
Cable components: 4 Core silver plated
Color: Blue/Black
Earphone interface: MMCX
音質
D2B4は低域と高域が持ち上げられており、とくに低域はパワフルで前面に出てきます。
低音は厚みと深みがあります。とくに重低音の深掘りされる音は迫力を感じさせてくれます。ミッドバスのパンチもきいていますが、質感はややぼんやりとしています。ミッドバスによりディテールがあるようですが、それでも見通しの良い感じではありません。
中低音の影響で低域付近には温かみがあり、男性ボーカルは少し埋もれます。しかし中音の真ん中に向かっていくと音は適切に押し出されるようになり、女性ボーカルはより前面に出てきます。低域付近の暖かい混濁感は聴き心地を安らかなものにし、中域全体を温和にしていますが、高域に向かうにつれ少し主張が強まります。しかし、中域はやや鈍く、音は中域を通り越して低域が中高域とつながっている印象を与えます。
高音はかなり速く減衰しますが、減衰の仕方は穏やかです。比較的はっきりとしたキャラクターを感じますが、細部はあまり詳細ではありません。明るさは平均的なくらいです。曲によって尖りが強くなり、刺さる傾向が出てきます。
ステージングは奥行きより幅の広さを感じさせます。
コストパフォーマンス
音質はあまり高く評価されていません。低域にパフォーマンスの大部分がありますが、その低域もディテールに優れたものではなく、レビュアーによってはかなり厳しい意見を付け加えています。僕の個人的な印象もあまり魅力を感じづらいイヤホンに思えました。中低域の混濁感が気になります。
聴き心地は悪くありませんが、6基もドライバーを積んでいる割に、全体的なディテール感に劣ります。
Posted by audio-reviewer
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