【レビュー】おすすめの中華イヤホン:TONEKING BL1
珍しい平面駆動型ドライバーを採用しているということで注目されているTONEKINGのイヤホンです。
ビルドクオリティ
工作精度は悪くありません。レビューでもよく指摘されているように、マイカプレートの切れ端などに若干作りが甘いところがあり、手作り感はありますが、内部は綺麗に整えられています。
仕様など
◎スペック
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モデル名:MUISCMAKER TONEKING BL1イヤホン
ドライバー:平面駆動ドライバー
インピーダンス:16Ω
出力音圧レベル:102db
再生周波数帯域:7Hz-40000Hz
ケーブル:125cm
着脱式: mmcx リケーブル
マイク:無し
プラグ:Φ3.5mm ステレオミニプラグ
本体カラー: クリア
コネクター :mmcx
音質
この機種は平面駆動型ドライバーを採用しています。平面駆動型ドライバーは音場表現が豊かになるのが特徴です。
低域はソフトで暖かみがあり、さらに平面駆動型ドライバーのせいか、重低音に広がりがあります。深掘り感も豊かです。中低域は少し盛り上がり、ウォームで滑らかな質感を持っています。スピード感はあり、衝撃力も出ますが、基本的に耳当たりの良い音で空間に丁寧に広がります。ミッドレンジとの親和性は高く、滑らかにつながっていますが、中域にも厚みがあるので、低域が覆い被さることはありません。
ミッドレンジはわずかにくぼみますが、濃厚さを維持しています。サウンドステージは広大でかなり引っ込んで聞こえますが、音像は明確でボケることはありません。ボーカルの雰囲気はソフトでつややかさもあるが強調は少なく、ニュートラルでややウォームな味付けになります。高域付近では音に強調があり、輝きが強くなります。
高域では鮮明感よりは空気感を重視した風味のある音を味わえます。音質はニュートラルです。
サウンドステージは価格帯を見回しても優秀で、抜群に近いでしょう。広大な空間に圧迫感鳴く音を聴くことができます。しかし、全体的に滑らかな音なので広い空間の中で手がかりに乏しいところはあり、密度感には劣る印象を受けやすいです。
コストパフォーマンス
この機種の音は味付けが少なく、モニターライクであると言えます。少し発色は穏やかですが、全体的に音像を丁寧に捉えて音楽を聴くことができます。分解能も優秀です。派手さのない音で、リスニングでは物足りない場面もあるかも知れませんが、聞き疲れしにくい音です。
より詳しい情報
より詳しい情報については以下のレビューを参考にして下さい。
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