【レビュー】おすすめのイヤホン:64 AUDIO FOURTÉ NOIR

2019年9月8日

64 AUDIO FOURTÉ NOIR
64 AUDIO FOURTÉ NOIR
64 Audio 限定生産モデル 4 Driver Universal IEM ハイブリッド型 Fourté Noir

64 audioを代表するIEM Tia Fourtéの限定モデルです。

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64 Audioについて

64 Audioはアメリカのインイヤーモニターメーカーです。かつては1964Earsとして知られていましたが、ブランド名をリニューアルしました。業界では老舗で先進的なモニターイヤホンメーカーとして知名度が高く、人気も高いブランドです。

ドライバーを外注せず、独自に開発している数少ないメーカーの一つでもあります。

仕様など

SPECIFICATIONS
Driver Type/Count 3 precision BA drivers, 1 dynamic driver
Driver Configuration 1 tia high, 1 high-mid, 1 tia mid, 1 dynamic low
Frequency Response 5Hz – 22KHz
Sensitivity 114db @1kHZ @1mw
Impedance 10 Ω @ 1kHz
Crossover Integrated 4-way passive crossover
Isolation -20dB internal apex technology

https://www.64audio.com/fourte-noir-universal-in-ear-monitors

ビルドクオリティ

黒色のアルマイト製ハウジングは頑丈で耐久性が高いです。サイズは通常版のTia Fourtéと差がありません。プレートは緑色をしていて、花崗岩のようにところどころ銅の斑紋があります。造形は美しく、満足感を与えてくれるでしょう。シェルには2つのベントが設けられています。

音質

通常モデルとなるTia Fourtéは印象的なサウンドステージ表現とレイヤー表現で知られています。Fourté Noirは定評のある表現力はほとんどそのままに、わずかな再調整が施されています。

まず違いを感じさせてくれるのは低域でしょう。元のTia Fourtéに比べて押し出しの強い音になっています。解像度は保たれており、充分に繊細ですが、パンチとキックはより濃く、明瞭に重量感を持って聞こえてくるでしょう。バスドラムもはっきりと重みを感じさせてくれます。この音域で、Fourté Noirはより雄大な広がりを手に入れ、音楽全体をよりエネルギッシュにしています。Tia Fourtéも低域を美点にしていましたが、さらに磨きがかかったということができます。その力強いFourté Noirの低域はしかし、中域をウォームにするほど色づけする性格の音ではなく、あくまで中立的で音楽の色合いに忠実な良質なものです。

中域ではTia Fourtéよりもさらに広大なステージングを感じることが出来ます。個々の音の解像度という点で語るならば、少なくとも分離感に関してTia Fourtéの方が優れている印象を受けるかも知れません。それはおそらく事実でしょう。実際輪郭表現についてはTia Fourtéより緩やかに感じられます。しかし、音の広がりとステージングの良さからくる良好な定位感と音楽性において、Fourté Noirはより優れた表現力を持っており、その音楽の広がりは一つの音楽世界を再現していると言えるほど広く、閉じ込められている感覚がありません。Fourté Noirは音楽世界の中心にあなたを招き入れるのです。

適切なボーカルフォーカスによって、あなたはアーティストと一体化しているような感覚を感じつつ、同時に音楽が広がる豊かな空間を感じることが出来ます。その感覚は、あなたがリスナーであると同時にステージ上の演奏者ともまた一体的に存在できるかのような音楽体験をもたらしてくれるでしょう。

高域も調整が明確に加えられています。Tia Fourtéの張り出す高域に比べて、Fourté Noirの高域はより滑らかに、自然に伸びていくようになりました。シャープネスは抑えられ、Fourté Noirはよりリスニングライクな高域を持つようになりました。高音は鮮明で充分に明るいですが、穏やかで柔らかみがあり、親しみのある音になっています。全体として音楽表現に自然な味わいが出ており、より風味を感じることができ、聞き疲れのしない音になりました。

コストパフォーマンス

プライスレスの音です。コストパフォーマンスなど気にする必要はありません。よく考えてみて下さい。まともな人間がたかがイヤホンに40万円近くも出すでしょうか。この機種はイヤホンに40万円を出しても良いと思える人のための製品であって、「コスパがどうこう」みたいな、みみっちいことを気にする人のための飴玉ではありません。

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これまで比較的音を林立させるような表現のイヤホンは多く聴いてきましたけど、ここまでレイヤー感を出してくるイヤホンは初めてです。まあ驚くべきは色味において、とことんまで透明でニュートラルさを求めるストイックさと、聞き心地の安定感ね。少なくとも聞き心地に関して不快要素はほぼ皆無です。 …

64 AUDIO FOURTÉ NOIR

7.9

装着感

8.5/10

高音

9.0/10

中音

9.5/10

低音

9.5/10

コスパ

1.0/10

お気に入り度

10.0/10

Pros

  • ビルドクオリティが高い
  • 非常に詳細で聞き心地の良い音質
  • バランスが良い音質
  • ニュートラルで音楽を丁寧に表現する
  • 広大なサウンドステージ

Cons

  • 高すぎる

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