【レビュー】徹底比較!ZERO AUDIO TWZ-1000 vs AVIOT TE-D01d
中高域の解像感の高さと躍動的な低域が人気のAVIOT TE-D01d
AVIOT TE-D01dは接続品質とバッテリー性能の高さと、明るく楽しい音響が人気となって多くのファンを獲得している機種です。音質的には中高域の煌めき感と低域の厚みと躍動感のあるタイトな表現のバランスで若々しい音を奏でるのが好まれています。アニソンやEDMなどの明るい曲向きです。
深掘り感のある低域が魅力の、重心が低い音を奏でるZERO AUDIO TWZ-1000
ZERO AUDIO TWZ-1000は同じくロック向きな印象がありますが、こちらはより深掘り感のある低域と濃厚な中低域に焦点があり、女性よりは男性ボーカル曲でより高い魅力を発揮します。楽器の色合いもキラキラしていたTE-D01dに比べると色味を抑えたドライな音です。
TWZ-1000 完全ワイヤレスステレオヘッドホン防水性能はほぼ同等
防水性能はTE-D01dがIPX4、TWZ-1000がIPX5です。どちらも水没には耐えられないので、雨の中で使うには少し頼りないのは変わらず、実質的な差はそれほど感じられません。
[水の侵入に対する保護等級]
https://www.goodspress.jp/howto/11516/2/
0級:特に保護がされていない
1級:鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
2級:鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
3級:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
4級:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
5級:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
6級:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
7級:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
8級:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)
バッテリー品質はTE-D01dが総合的に勝る
イヤホン単体のバッテリー品質はほぼ同等で差がありません。TE-D01dは最大9時間、TWZ-1000は最大7時間ですが、aptX接続ではどちらも5~7時間程度の連続再生時間になるので、実質的な差はほとんどありません。
バッテリーケース込みになるとTE-D01bが最大100時間以上、TWZ-1000が28時間となり、こちらはTE-D01dの圧勝になります。TE-D01dのケースにはモバイルバッテリー機能もついており、ケースの機能性の面でもTWZ-1000に勝ります。
音質は重心に差がある
先にも述べましたが、音質的には中高域の明るいTE-D01dと低域寄りで重心の低いTWZ-1000は印象がだいぶ異なります。TWZ-1000のほうがサウンドステージを意識した音の鳴らし方をしますので、定位感を重視する人はTWZ-1000を選ぶと良いかも知れません。逆に中高域の鮮明感と発色の良さを重視する人はTE-D01dのほうが楽しげに聞こえるでしょう。
あるいは明るい女性ボーカルならTE-D01d、セクシーな男性ボーカルならTWZ-1000というような分け方をしたほうがわかりやすいかも知れません。
TE-D01dにはAVIOTらしい声優ナレーションガイダンス
密かに見逃せないポイントとして、AVIOT TE-D01dは音声ガイダンスが日本語でしかも声優を起用しているため、聴き心地が良いガイダンスを楽しめます。少しかわいい感じの声なので、好みを分けるところはあるでしょうが、AVIOTはこういう細かいところまで作り込んでいます。
是非聞き比べて欲しい2機種
世界的に大人気のAirPodsもいいですが、この2機種は音質面ではAirPodsを凌駕しているという声がほとんどというほど評価が高く、完全ワイヤレスイヤホンの新時代を感じさせる機種です。どちらも完全ワイヤレスイヤホンらしからぬ高低にワイドレンジな音を出し、AirPodsに劣らぬほど通信安定性も高い機種です。
店頭で見つけたら是非試聴してみてください。その音質にはちょっと驚くんじゃないかと思います。
参考レビュー
各機種の詳しい情報については以下のレビューを参考にしてください。
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