【レビュー】おすすめのイヤホン:SIMGOT EM2
中国のIEMメーカーSIMGOTから1DD+1BAのエントリークラスイヤホンが発売されました。低価格なのに音質は良質だと評判になっています。
ビルドクオリティ
かなり廉価に買える中華系のIEMですが、デザインは価格帯のIEMではかなり優れており、ビルドクオリティが高いです。ケーブルのクオリティ、端子部分の作りも丁寧で、ハウジングも金属プレートとプラスチックがきれいに接合されています。
仕様など
商品情報
ブランド:
SIMGOT
商品名:
ハイブリッドドライバ インナーイヤー型イヤホン
型番:
EM2
色:
グリーン、紫、ピンク、黒半透明、半透明
装着方式:
耳かけ式
対応端子:
改良型0.78mm 2Pin
加 工:
低共振PC材質、真鍮サウンドチューブ、リケーブル可能改良型0.78mm 2Pin、5軸加工アルミ合金
内容物:
イヤホン本体、銀メッキコード、イヤーピース、革製収納バッグ、取扱説明書、VIPカード技術スペック
http://www.simgot.com/jp/products/detail/14.html#!/specs
動力源 :
10mmダイナミック型ドライバー1基 & Knowles製BAドライバー1基(RAF-32873)
振動膜 :
高分子复合チタン振動膜
再生周波数帯域 :
15Hz-40kHz
音圧感度 :
≥101dB(at 1000Hz)
インピーダンス :
10Ω
音圧感度誤差 :
<1% 101dB(20μpa)
左右音圧感度誤差 :
<1.5dB(at 1000Hz)
最大入力 :
15mW
コード :
0.78㎜のダブル端子四本混合銀メッキコード
音質
この機種は中高域付近に一段と明るい音域があり、女性ボーカルの聴き応えがあります。またギターエッジの表現が綺麗です。
低域は深い位置の重低音はそれほど強く出さず、存在は感じますが、中低域の厚みのほうが少し目立ちます。ベースの深掘り感よりはドラムの量感を感じる低域になるでしょう。
中域は低域からなめらかにつながっていますが、高域方向に向かうにつれて強調が加えられています。低域付近の音は少し暗く感じますが、上に向かうほど明るくなり、女性ボーカルはとくに近く、鮮明に浮かび上がって聞こえます。
高域は粒立ち感を強調する音で、金属的なシャリシャリ感は控えめで尖りはありません。ピアノや弦楽、アコースティックギターの輝きは強めに表現され、煌めき感は充分ですが、シャープネスは抑えめで色づきを重視しています。そのため中域の上辺から高域はかなり明るい印象を受けますが、白化する感じはありません。
サウンドステージは狭くはありませんが、やや近くに聞こえるバランスになるのでそれほど広くは感じません。
コストパフォーマンス
音場はやや明るめでキラキラ感のある音質になりますが、女性ボーカルを楽しむなら価格帯ではかなり有力候補になります。どちらかといえば元気の良いアイドルソングやアニソンと相性が良いので、そうしたジャンルを中心に楽しんでいる人は是非試してみることをおすすめします。
より詳しい情報
より詳しい情報については以下のレビューを参考にしてください。
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