【レビュー】おすすめの中華イヤホン:KBEAR LARK
KBEAR LARKはバランスの良い音質と質感の高いビルドと豪華なパッケージ内容で、低価格中華イヤホンとは思えない満足度を実現しています。
ビルドクオリティ
KBEAR LARKは3000円程度で買えるかなり低価格なモデルですが、ビルドクオリティにおいては5000円以上のイヤホンに引けを取りません。ジュラルミンフェイスプレートはおしゃれで、少し近未来的なSF要素を感じさせるデザインになっており、イヤーシェルの内側は半透明で内部をのぞき込むことができます。
パッケージにはこの価格帯のイヤホンにしては珍しく、専用のキャリイングケースまで付属しており、不足は全くありません。
仕様など
- 【製品仕様】
- モデル名:KBEAR LARK
- ドライバ構成:1ba+1dd
- 音圧感度:105+/-3dB
- 応答周波数:20-20kHz
- ケーブルの長さ:120cm
- マイク:無し/マイク付き
音質
KBEAR LARKは人気機種であったKBEAR KS2のリファインモデルでもあります。低域の量感が調整され、KS2よりフラットに近くなったサウンドになっています。
低域
KS2の重みのある低域に慣れていると、LARKの低域は鳴動が少なく、あっさりしているように感じるかもしれません。音の太さや厚みはほぼ同等で、KS2同様中域との分離感は良いですが、低域好きには少し物足りないものに感じられるでしょう。
中域
中域はわずかに凹んでいますが、見通しに優れ、ボーカルへのフォーカスも良好です。ボディは少し不足気味なので、ボーカルニュアンスに少し過剰感があり、人によっては実体感に欠ける印象を受けるかもしれませんが、子音が生き生きと聞こえる少しすっきりしたボーカル表現で、爽やかに聴くことができます。
高域
高域はすっきりとしています。色づきはやや淡白ですが、シャープネスが利いており、すっきりとした輪郭感と適度な煌めきと派手さが感じられます。中域を十分に風通し良くするほどの高さがあり、音場は少し広く感じられ、やや分析的でディテールに優れています。
音場
KS2に比べると奥行きの点でわずかに音場はコンパクトになりましたが、ほぼ同等の広さを持っており、この価格帯では広めです。
コストパフォーマンス
コストパフォーマンスはKS2よりさらに優秀になっています。ビルドの点ではチープな外観は一新され、パッケージ内容も豪華になり、ケーブルの品質も向上しました。音質はより万能になり、現代的な楽曲と相性が良い広い音場はほぼ維持されています。廉価な価格帯で優秀なインイヤーモニターを探している場合、この製品は総合的にかなり魅力的な製品であることは間違いありません。
より詳しい情報
より詳しい情報については以下のレビューを参考にして下さい。
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