【レビュー】おすすめの完全ワイヤレスイヤホン:JVC HA-XC50T
JVCの新作完全ワイヤレスイヤホンです。XXシリーズらしい重低音が味わえます。
国内大手メーカーとしてチャレンジし続けているJVC
日本国内のメーカーで完全ワイヤレスイヤホンを積極的に展開しているというと、バリュートレードの新興ブランドAVIOTが比較的著名ですが、大手国内メーカーでもSONYなどは積極的に完全ワイヤレスイヤホンを展開しています。
しかし、国内大手メーカーの大部分は1万円以上の高価格帯で完全ワイヤレスイヤホンをリリースしています。しかし、JVCは積極的に低価格帯でも完全ワイヤレスイヤホンをリリースする姿勢を貫いており、むしろミドルレンジ以下の価格帯の方でラインナップを拡充してさえいます。
この機種と同時に発売されたHA-A10Tも国内大手メーカーとしては挑戦的な低価格でリリースされましたが、この機種もほぼ1万円という価格設定で完全ワイヤレスイヤホンをリーズナブルに提供しようというJVCの意図が見えます。
この機種は従来のXXシリーズのブランド色であるブラックだけでなく、多色展開しており、自分の好みの色を選びやすいのもアピールポイントになっています。
仕様など
型名 | HA-XC50T |
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型式 | ダイナミック型 |
再生周波数帯域 | 20Hz ~ 20,000Hz |
通信方式 | Bluetooth®標準規格 Ver.5.0 |
出力/最大通信距離 | Bluetooth®標準規格 Power Class1/約10m※4 |
対応Bluetooth® プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC、AAC |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T方式 |
電池持続時間 | イヤホン:約4時間※2.充電ケース:約10時間※2 |
充電時間 | 約 2時間※2、充電ケース:約3時間※2 |
電源 | DC3.7V、内蔵リチウムポリマー充電池 |
質量 | イヤホン:約5.6g×2個、充電ケース:約50g |
付属品 | イヤーピースS、M、L各2個、 充電用USBケーブル、充電ケース |
https://www3.jvckenwood.com/accessory/headphone/bluetooth/ha-xc50t/
専用アプリはありません
amazonのカスタマーレビューでも誤解を生んでいるようですが、HA-A10Tとこの機種はJVCの過去の完全ワイヤレスイヤホン用アプリには対応していません。
通信品質
通信品質は標準より少し高めです。 街中では大通りや混雑時に少し途切れる感じがありますが、復帰は早めです。また通信途絶から復帰までの間もうまくフェードアウト・フェードインして聞こえることが多く、比較的自然です。家庭内ではほとんど途切れることがありません。
バッテリー性能
イヤホン単体で音楽を連続で4時間再生することができ、バッテリーケースを含めた最大再生時間は14時間となっています。最近の製品としては連続再生時間5時間以上が普通になってきていますので、やや物足りない感じはありますが、それでも通勤通学に使うのであれば充分でしょう。
防水性能
防水性能だけでなく、防塵性能も備えており、IP55相当です。水没させることがなければアウトドアやスポーツでの使用にも充分耐えてくれるでしょう。
[外来固形物に対する保護等級]
※いわゆる防塵性能
0級:特に保護がされていない
1級:直径50mm以上の固形物が中に入らない
2級:直径12.5mm以上の固形物が中に入らない
3級:直径2.5mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない
4級:直径1mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない
5級:有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない(防塵形)
6級:粉塵が中に入らない(耐塵形)
[水の侵入に対する保護等級]
0級:特に保護がされていない
1級:鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
2級:鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
3級:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
4級:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
5級:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
6級:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
7級:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
8級:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)
https://www.goodspress.jp/howto/11516/2/
音質
JVCらしいクリアな高域音に、XXシリーズ特有の濃い重みと深みのある重低音が組み合わされています。XXシリーズの低音はかなり深いところを重視していますが、このイヤホンもベースが重く響き、ドラムサウンドもかなり重心が低く聞こえるので、バスヘッド(低域好き)を充分に満足させることが出来ると思われます。それでいて、中高域も解像度高めにクリアに伸びてくるので、メリハリが利いており、この価格帯ではかなり優秀なドンシャリ系の音質です。
コストパフォーマンス
ジャスト1万円くらいという価格設定の機種の中では、バッテリー性能だけが少し物足りない感じがあるものの、防塵性能まで備えており、使い勝手は悪くありません。あなたが低域を重視しているならば、1万円くらいの完全ワイヤレスイヤホンでは選んでおいて損はないと思われます。
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