【レビュー】おすすめの完全ワイヤレスイヤホン:eoz air
独特のデザインが一部で人気を博している完全ワイヤレスイヤホンです。イヤーフックを備えたスポーツ向きの機能美を感じさせるデザインが魅力ですが、この先進的なデザインはスペインで2016年に設立されたばかりの若いオーディオメーカーならではというところでしょうか。
高級感のあるデザイン
ヨーロッパのオーディオ製品は材質感や高級感を重視しているところがあり、このeoz airも例外ではありません。金属とプラスチックが優美に組み合わされたデザインは他の完全ワイヤレスイヤホンでは味わえません。装着感も考慮されていて、耳への固定はしっかりしています。
大きいケース
しかし、この機種の特徴的なデザインは少しかさばる大きさなので、それが収納ケースを大きくしてしまっている欠点はあります。完全ワイヤレスイヤホンの中ではバッテリーケースがかなり大きいほうで、コンパクトさには少し欠けます。
バッテリー品質は優秀
イヤホン単体での連続再生時間は5.5時間というメーカーの正規情報がありますが、ガジェットメディアで4時間との報道もありはっきりしません。しかし4時間でも充分実用的です。バッテリーケース込みの最大再生時間は52時間とバッテリー品質はかなり優秀です。スポーツ向けとしても充分な性能です。
防水性能はIPX5
防水性能はIPX5と標準以上です。多少の風の中でも充分使えますが、水没できるだけの性能は無いので、あくまでランニングやサイクリングといったアーバンスポーツでの使用に適しています。フィシングや海水浴といったシーンに持っていくのは少し不安があります。
[水の侵入に対する保護等級]
https://www.goodspress.jp/howto/11516/2/
0級:特に保護がされていない
1級:鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
2級:鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
3級:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
4級:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
5級:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
6級:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
7級:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
8級:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)
通信品質が安定しない
残念ながら通信品質には懸念があります。僕が試している感じ、家ではそれほど気になりませんが、街中を歩いていると頻繁に音切れして使い物になりません。スポーツジムや河川敷みたいな通信が混雑していないところなら充分に使えると思うので、スポーツ用途としては問題ないと思いますが、通勤通学用としてはちょっと厳しいですね。
音質
中低域に厚みがあってロックやクラブサウンド、R&B向きの味付けになっています。ドライバー径が8mmと大きめなのがこのイヤホンの強みで、それを生かしたパワフルな重量感を感じることができます。R&Bなんかおすすめです。
初期ロットのバグに注意
この製品の初期ロット品には左右イヤホンが正常にペアリングしないというバグのある個体があるということが報告されています。もしペアリングしたあと、片耳からしか音が聞こえない場合は、この不具合品である可能性が高いので、メーカーに交換を申し入れましょう。
コストパフォーマンス
完全ワイヤレスイヤホンは通信品質が安定してなんぼなところがあります。そのため、通信品質面でそれほど安定しないこの機種はやはり高く評価しづらいところがあります。音質面ではかなり魅力的なんですけど、残念ながらコスパがよいとは言いづらいです。
より詳しい情報
より詳しい情報については以下のレビューを参考にしてください。
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