【レビュー】おすすめの中華イヤホン:qdc Uranus
中国のIEMメーカー、qdcの最新ハイブリッドイヤホンがUranusです。
ビルドクオリティ
qdc製品のビルドクオリティは高めですが、Uranusのビルドクオリティはqdcの一般的な水準をクリアしています。プラスチック製のシェルは金属製シェルに比べて頑丈ではありませんが、デザインは美しく、軽量です。
左右で異なる色合いになっていて、とてもオシャレです。ケーブルクオリティが高いとは言えませんが、コネクタ部分はしっかりしており、基本的にはリケーブルは必要ないでしょう。
仕様など
ドライバー ハイブリッド型
ドライバー構成 2ドライバー
Low x 1(dynamic) / Mid/High x 1
周波数特性 10Hz – 20kHz
入力感度 100dB SPL/mW
インピーダンス 18Ω
イヤホン端子 qdc社独自の2pin端子
ケーブル導体 高純度銀メッキ銅導体
入力端子 3.5mmミニ端子
ケーブル長 約122cm
付属品 イヤホンケーブル オリジナルレザーケース イヤーチップ クリーニングツール 保証書(1年間)
https://www.mixwave.co.jp/dcms_plusdb/index.php/item?category=Consumer+AUDIO&cell002=qdc&cell003=Uranus&id=215
音質
qdcらしい、少しやさしめのドンシャリサウンドを持っています。
低域
重低音の量が多く、深く伸びています。その鳴動は自然な響きを感じさせ、インパクトがあります。低音の減衰の仕方はやや早く、質感は滑らかです。中低域も量が多く、コントロールの効いたパンチが強くヒットします。暖かく、のんびりした、少し重い低域です。
中域
中域は透明度が高く、凹んでいますが、ボーカルは詳細で若干大人びた感じで表現されます。滑らかで温かみがあり、男性ボーカルはボリューム感があり、女性ボーカルは少し前進しますが、のびやかさは適度に抑えられており、少し穏和な雰囲気があります。
高域
高域は早めに減衰し、控えめでマイルドです。刺さりや耳障りな音はほとんどない滑らかな印象で、中域の雰囲気をよく聴かせる、落ち着いた音です。聞き疲れしにくく、長時間でも疲労のないリスニングが出来るでしょう。開放感はそれなりにありますが、手がかりは多くなく、輝きは少しだけ目立ちます。
音場
比較的自然な音場を持っており、少し幅に優れます。
コストパフォーマンス
qdcらしい聴き心地の安定した、温かみのあるサウンドを実現しており、qdcを普段から好んでいる人には魅力的に思える製品です。低域の暖かみが評価を分けるところはあり、人によっては少し音がボンヤリしているように感じられるかも知れません。しかしこの価格帯では平均以上のサウンド体験ができるように思われます。ライバルはMoondrop KXXSかもしれません。聴き心地を若干犠牲にしても、より詳細な音を求めるならば、KXXSを選ぶと良いです。
【HiFiGOレビュー】qdc Uranus:それは音楽を奏でる煌めく宝石! – audio-sound @ hatena
※この記事はHiFiGOから許諾を頂いて翻訳したものです。著作権はHiFiGOにあります。 元記事 qdc Uranus:それは音楽を奏でる煌めく宝石! 中国に拠点を置くプレミアムイヤホンメーカーqdcは、200ドル台の価格帯で、完全新作のIEM「qdc Uranus」をリリースしました。 qdc …
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません