【レビュー】おすすめのイヤホン:Empire Ears Nemesis
Empire Ears Nemesisは深掘り感のある低域が最大の魅力です。2基のダイナミックドライバーがライブ感のある音を奏でてくれるでしょう。
ビルドクオリティ
多くのEmpire Ears 製品と同じように、この製品のビルドクオリティも高いです。Empire Earsの黄金色のロゴがあしらわれたアクリルシェルでシンプルなデザインになっています。ハウジングは軽量で装着感は良好です。
仕様など
ドライバー構成:2Dynamic Driver + 3BA(2low 1mid 2high)
https://www.e-earphone.jp/shopdetail/000000190824/ct3280/page1/recommend/
クロスオーバー:8-Way synX crossover
Nemesisはライブパフォーマンスの精神や感情を通して聴覚を圧倒するという揺るぎない目的のため開発されました。
NemesisはEffect AudioのUPOCC LITZ銅線で配線した2つのサブウーファーにより特有の低音を再現し、3つのBAドライバーにより自然で忠実なボーカルとクリアな高音域を引き出します。
専門家のために開発されたこの妥協のないパワーと洗練された技術はスタジオやステージでさえ感じたことのない経験を生み出します。
ユニバーサルシェルカラー:Bronze Opaque
音質
Nemesisの低域は強力で広がりのある重低音を持っています。低域は基本的にディテール感が良く、レスポンスも良好です。風通しの良いクリアな音で、タイトでスピード感があります。低域の量感は優れていますが、支配的ではないので、低域愛好家でも評価が分かれるところがあるかも知れません。EDMに向く音ですが、アコースティックな曲に必要な厚みを備えていないと見なされる可能性があるからです。
中域は中高域に向かってわずかに前掲しています。クリーンで詳細な音を持っているので、歪みは感じられません。個性が強い感じではなく、適度な暖かさで低域と高域を繋いでいます。中高域に少し強調が見られ、曲によってはややボーカルにきつい感じが出てしまう可能性があります。
高域は透明感があり、耳に心地よいマイルドさも兼ね備えています。質感とディテールは優れています。シンバルは少し後退して聞こえますが、ドライな質感でほどよいシャープネスを持っています。弦楽や金管の色彩が良く、ギターも高く伸びやかに音が広がります。
コストパフォーマンス
Empire Earsの中でも低域音には定評があります。人によって好みを分けるところがありますが、タイトでエネルギッシュな低域が好きならLegend Xより優れている印象を受けるかも知れません。全体的にディテールは優れており、リッチな音を持っています。
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