【レビュー】おすすめの中華イヤホン:TRN X6

2020年3月15日

TRN X6
TRN X6
TRN X6 6BA バランスド アーマチュア ドライバー6基を搭載したイヤホン 医療用樹脂筐体を採用 高音質 密閉型 完全手作って生成する遮音性を向上 56コアーOFCケーブル着脱式 0.78mm2pinコネクタ mmcx端子 高級なカスタムドライバーを搭載した中華イヤホン (マイク付き)

格安IEMでお馴染みの中華メーカーTRNから1万円以内で6BA搭載という驚異のイヤホンがリリースされています。

ビルドクオリティ

値段が安いですが、意外とまともなビルドクオリティです。樹脂ハウジングにもチープさはなく、外観上は高級感のあるIEMに見えます。耳に当たる部分もしっかりケーブルカバーがされていて不快感が取り除かれています。

仕様など

製品パーラメント
ブランド:TRN
モデル:TRN-X6
プラグ:3.5mm
付け方:耳掛け式
ドライバー:12BA 12基バランスド.アーマチュア型ドライバー
コネクタ:0.75mm 
周波数範囲:10Hz-40KHz
感度:96dB
インピーダンス:58Ω
カーラー:ブラック
リケーブル長:1.25m
重量:20g
同梱品:
イヤホン本体X1
イヤーピスX3
端子ケーブルX1
合格証X 1
保証書X 1
取り扱い説明書x 1

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音質

この機種の特徴としては高いインピーダンスと低い感度に注目する必要があります。公式スペックでは感度は96dB、インピーダンスは58Ωとなっており、1万円以下ではかなり鳴らしにくいほうになります。スマホではやや力不足を感じるかも知れません。音質は6BAの割には分解能や解像感は高くなく、価格なりです。

低域はスムーズで、タイトな印象を受け、スピード感も充分に思えますが、音像はあまり明確でなく、ダイナミックレンジもよくない音に聞こえます。量感はあまりなく、深みに欠けるところがあります。

中域はやや出張るかまぼこ型になっており、音楽的なメリハリ感に掛けるボーッとした感じに聞こえます。聞き疲れはしにくいのは利点かも知れません。

高域はドライです。中音の上よりは奥まり、伸びが良くありません。多少派手さはありますが、薄っぺらい印象のある音です。

音場は広くもなく狭くもなくといった感じです。音像はややはっきりしません。音のディテールは全体的に価格なりで、中域だけ少し味わいを感じます。

コストパフォーマンス

6BAの割に安い価格に驚くかも知れませんが、音質は価格帯では平凡です。特にコスパが高い機種ではありません。

TRN X6

6.9

装着感

8.5/10

高音

6.5/10

中音

7.5/10

低音

7.0/10

コスパ

5.0/10

Pros

  • 低価格で6BA
  • 高いビルドクオリティ

Cons

  • きわめて平凡で面白味のない音質