【レビュー】おすすめの中華イヤホン:FiiO FH1s
FiiO FH1s 1BA(Knowles)+1Dynamic Hybrid Earphone IEM
FiiOのエントリーイヤホンFH1がデザインも新たにブラッシュアップされて帰ってきました。
ビルドクオリティ
外観はFH1から大きく変更されました。3Dプリントされた樹脂製のシェルに収められ、カスタムIEMを意識したデザインになっています。イヤホン本体のデザインはFiiOのサブブランドのイヤホンであるJade AudioのEA3とほぼ共通です。フェイスプレートはホログラムのように透けていて、内部が見通せるようになっています。フィットは非常に優れており、人間工学的にコンパクトに作られています。長時間のリスニングでも快適です。
パッケージ内容はEA3とは大きく異なり、ケーブルが単結晶銅に変更されている他、アクセサリも増えています。またイヤホン内部のサウンドチューブの材質も異なるため、EA3より高域がより伸びるようになっています。
仕様など
Technical Specifications:-
Dual Driver Hybrid setup, One Knowles 33518 Balanced Armature Driver and One 13.6mm graphene Dynamic Driver unit
Impedance: 26ohms
Sensitivity: 106dB
Frequency response range: 5Hz-40kHz
120-Core high-purity monocrystalline copper cable
2-Pin 0.78mm connectors
Celluloid designed unique faceplates
https://hifigo.com/products/fiio-fh1s-1baknowles-1dynamic-hybrid-earphone-iem
音質
FiiO FH1sはドライバー構成はEA3と同じで、サウンドチューブの材質とチューニングだけが異なっています。EA3に比べてよりフラットで高域も伸びており、解像度が改善されています。インピーダンスも異なっています。
低域
EA3では強力だった低域のプレゼンスはわずかに抑えられています。FiiO自身が主張するように低域の質感自体に変化はないので、EA3との差は大きくありませんが、より中域とのバランスが意識されています。それでも重みがあり、厚みも感じられ、全体の中ではかなりの存在感を出して中域をしっかりと支えてくれます。
中域
EA3と比べて大きく改善されたのが中域です。ボーカルはより前進的になり、楽器音もEA3に比べるとより押し出されて聞こえてくるので、充実感は増しました。EA3の傾斜的な中域に比べて、より安定的なリニアスタイルの中域となっており、EA3で見られたボディの不足が改善されています。
高域
高域はEA3に比べて明らかにディテールの向上が見られ、質感が改善されました。EA3にあったピーク感が改善されており、抜けが良くなった分、風通しは良くなり、アタックもわずかに増しています。トランジェントに改善が見られ、よりはっきり音が感じられます。
音場
この価格帯では優れています。EA3から高さと幅が改善されています。
コストパフォーマンス
コスパは良好です。日本国内の販売価格は1万円を超えていましたが、正規販売が開始され安く入手できます。AliexpressやHiFiGOを利用しても手頃な値段で入手できます。価格を基準にすると、質の高いサウンドを実現しており、付属品も豪華です。
より詳しい情報
より詳しい情報については以下のレビューを参考にして下さい。
【HiFiGOレビュー】中華イヤホン FiiO FH1s:バランスが取れたサウンドでありながら、楽しいリズムでノリも良し!! – audio-sound @ hatena※この記事はHiFiGOから許諾を頂いて翻訳したものです。著作権はHiFiGOにあります。 元記事 FiiO FH1s:バランスが取れたサウンドでありながら、楽しいリズムでノリも良し!! …
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