【レビュー】おすすめの完全ワイヤレスイヤホン:Anero X100
バッテリースペック周りの進化が著しいエントリークラス中華製完全ワイヤレスイヤホンですが、また一つバカみたいなバッテリースペックを持ったイヤホンが出てきました。その名はAnero X100です。
最強の140時間再生
この価格帯の中華製完全ワイヤレスイヤホンは、どちらかというと音質はたぶん共通のドライバーキットを使い回しつつ、狂ったようにバッテリースペックを上げて勝負していますが、このX100はついに140時間再生を実現しました。おそらくバッテリースペックは現状最強クラスです。モバイルバッテリー機能も当然のように搭載しています。
イヤホン充電42回可能とかありますが、このクラスの音質のイヤホンをそんな長く聞くことはたぶんないです。旅行に持っていっても充電いらずです。むしろケースはモバイルバッテリーとして使うほうが便利なくらいです。
防水性能は普通
最近の中華製エントリークラス完全ワイヤレスイヤホンはもう一つ狂ったように防水性能を競っていて、IPX7とか8が普通くらいになっているんですが、このX100は珍しく5止まりです。まあ雨の中で無理して使うんじゃなければ、5もあれば充分であることは確かです。
[水の侵入に対する保護等級]
https://www.goodspress.jp/howto/11516/2/
0級:特に保護がされていない
1級:鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
2級:鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
3級:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
4級:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
5級:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
6級:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
7級:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
8級:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)
通信品質
以前の中華製エントリークラス完全ワイヤレスイヤホンは通信品質がひどくて実用的出ない場合もありましたが、最近は普通に使えます。この機種も通信性能は安定しており、街中の人混みの中でなければ、比較的まともに動作します。しかも最近の中華製品はしっかり技適認証も取っているので、電波法的にもクリーンです。
音質
音質は中華製によくある音質でやや低域重めになっています。ただこの機種はハウジングの作りがかなり耳穴に向けて出っ張る形になっており、実は女性向きなデザインになっています。耳穴が大きい男性の人にはやや緩いかも知れません。そのせいで音質も男声には少し篭もりやすく聞こえる可能性があります。
イヤーピースをはめてしっかり合った場合は低域の量感が若干多めで全体的に少し音が太めのサウンドが聞こえると思います。
コストパフォーマンス
大容量バッテリーを考えるとコスパは良いですが、防水性能は中華製にしては平凡です。IPX7で風呂でも使えるみたいなのに慣れていると、ちょっと物足りなく思うことは事実です。音質はあまり良いとは言えませんしね。
ちなみにマルチポイント対応みたいなこと書いてありますが、正しくはマルチペアリング対応と思われます。
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