【レビュー】おすすめのイヤホン:AZLA HORIZON

2019年7月11日

AZLA HORIZON
AZLA HORIZON
AZLA HORIZON Crimson Red

AZLAは韓国のメーカーですが、とくに日本で人気を博しているブランドです。僕はAZLAのオシャレなデザインが好みです。もちろん音質もクオリティが高く、欧米でも人気が徐々に出てきました。

ビルドクオリティ

AZLA HORIZONの包装は非常に簡素です。しかしイヤホン本体のビルドクオリティは高く、アルミインナーハウジングとポリカーボネートのハウジングが丁寧に組み合わされており、接合は綺麗です。この特徴的な二重構造のハウジングは「インフィニティ・サウンド・テクノロジー」という大仰な名称で語られていますが、実際のところ、これにより開放型のような広大な音場を実現しており、まさに「インフィニティ」を感じることができます。

仕様など

品名 HORIZON
カラー Ebony Black、Crimson Red
ドライバーユニット 8mm径 Advanced Research Driver™
入力感度 103dB
THD+N 最大0.5%
定格入力 5mW
最大入力 20mW
インピーダンス 27Ω±10%
周波数特性 5Hz ~ 30kHz
重量 約24g (ケーブル含む)
付属品 SednaEarfitシリコンイヤーチップ(S/M/L)、ノーマルイヤーチップ(S/M/L)
ケーブル (3.5㎜/3極)、製品保証書(本体1年/付属品90日)

https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_2170.php

音質

前述したように、広大なサウンドステージを持つことがこの機種の第一の特徴です。しかも開放型とは異なるしっかりしたパンチの利いた迫力も出してくるので、音場は広いのにメリハリ感が足りなくなるなんてことはありません。この迫力と開放感を共存させたサウンドこそがAZLA HORIZON最大の魅力です。

全体を眺めてみると、やはり重心は低域に置かれています。低域はおそらく独自のエアフロー技術のせいかかなり広く感じられます。ディテール感はかなり素晴らしく、倍音成分が感じられるので、弦楽は特にきれいに深掘りされ、しかも音の滲みが綺麗に出ます。パワフルな圧もしっかりありつつ、緻密で技巧的なところを感じさせる音で、クラシックからロックまでベースに豊かな表情を感じることができるでしょう。

中域は低域からの自然が意識されており、引っ込むことはありません。ニュートラルで自然な透明感がありますが、高域方向へは穏やかに遷移するので、明るさは強調されません。男性ボーカル女性ボーカルともに自然で太い感じの、つややかな色合いで楽しめます。

高域は中域からなだらかに移行しながらも、少し輝きを強調し、音楽全体に鮮明さを加える役割を果たしています。非常にクリアで通気性のよい感じで晴れやかとしており、キラキラ感を出して手応えを感じさせつつも、上ではすーっと高く抜けていきます。

コストパフォーマンス

パワフルな迫力と開放感を共存させ、清潔感もあるサウンドが2万円台で手に入ることに大きな喜びを感じない人はいないでしょう。ロックやダンスに力強い低域を求めているけれども、その低域で中高域を濁らせたくないという欲張りな人はこのイヤホンを検討してみるべきです。

AZLA HORIZON

8.7

装着感

8.5/10

高音

8.0/10

中音

8.5/10

低音

9.0/10

コスパ

9.0/10

お気に入り度

9.0/10

Pros

  • ビルドクオリティが高い
  • デザインがカッコイイ
  • 音場が広め
  • 迫力のあるサウンド

Cons

  • 貧相な梱包
  • キャリイングケースがない