【レビュー】おすすめのイヤホン:MEZE AUDIO RAI SOLO
RAI PENTAで好評を博したルーマニアのオーディオメーカー、MEZE AUDIOの新作モデルです。
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは良好です。デザインはRAI PENTAを継承したアルミ製ハウジングを採用しています。頑丈な金属筐体の割に、軽量です。RAI PENTA同様エッチングされたMEZE AUDIOのロゴは風格を感じさせます。
仕様など
ドライバー: 9.2mm UPM採用ダイナミックドライバー
https://mezeaudio.jp/rai-solo
振動板の厚み: 9μm
インピーダンス: 16 Ohm
感度: 105±3dB at 1mW/1kHz
周波数帯域:18hz – 22khz
歪み率: < 1% at 1mW/1KHz
標準ケーブル: MMCX 3.5mm
保証期間: 2年間
音質
RAI PENTAと異なり、MEZEはこのSOLOでダイナミックドライバーを採用しました。RAI SOLOは前進的で明るい音を奏でてくれます。
低域
深みのあったRAI PENTAの低域に比べると、RAI SOLOの低域は深みを感じさせませんが、それでもパンチ力のある音で音場を十分に下支えしてくれます。厚みを出して太さのある低域で、ベース音とドラムキックは十分なボディがあります。密閉度が高いイヤーピースを選ぶと十分にがっしりした低域が味わえます。低域が少し強いと感じた場合はフランジ型に変えると良いでしょう。
中域
中域は少し後退しています。低域との境目は少し緩くなりやすいです。中高域に向かうにつれ中域は前進して聞こえてきます。中域はクラシックやJAZZでも十分な空気感があります。
高域
高域はエネルギッシュで鮮やかです。高い高域での広がりは抑えられていますが、弦楽に自然な明るさが感じられ、絹ごしの手触りがあります。ポップスやクラシックなどに向く自然な艶やかさのある音です。
サウンドステージ
サウンドステージはこのクラスでは普通です。
コストパフォーマンス
明るく艶やかで自然な感触のある高域を好むなら、このイヤホンはとても魅力的に映るでしょう。十分な明るさがありながら、シャープネスを強調しすぎない穏やかな物腰のある音で、優美といった音を奏でてくれます。低域は深くはありませんが、自然な厚みがあり現実感のあるボディを備えた音を奏でてくれます。
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