【レビュー】おすすめのヘッドホン:audio-technica ATH-AR1
audio-technica ATH-AR1は廉価で軽量、気軽に持ち運べるポータブル性の高いヘッドホンです。このヘッドホンはSound Realityシリーズという製品群に属しており、その特徴は自然にのびやかな高域とウォームな低域を共存させた、自然で聴きやすい音響デザインにあります。
上位機種のATH-AR3とほぼ共通のデザインで、ドライバー口径も共通ですが、AR3がもう少し低域を強調したドンシャリ傾向の音になっているのに対し、こちらはすっきりと見通しが良い音になっています。
シンプルでコンパクトにまとまったデザイン
この機種はコンパクトで軽く、持ち運びにも便利なほか、装着時も快適に使えます。側圧はそれほど強くなく、付け心地に狭い印象は受けません。気軽に持ち運んで使い倒せるお値段設定と使い心地は魅力です。
折り畳み可能でコンパクトにまとまる点も魅力的なところです。
バランスの良い音質
上位機種のATH-AR3に比べると、音質は高低のバランスが取れており、低域は厚みが強くなく、存在感がありながら中高域をしっかり聴かせてくれる味になっています。低域に篭もり感はあまり感じないと思います。比較的自然に感じる音でこの価格帯では優秀と思われます。
ケーブルが両側から出ている
気になるポイントがないわけではありません。この機種は両側のハウジングからケーブルが伸びているところです。ポータブル機種なら片側のみのコードのほうが断線のリスクもなく、煩わしさも少ないので、これは残念なポイントだと言えます。
遮音性は高くない
それほどきつい付け心地ではなく、コンパクトなデザインなので、遮音性はそれほど高くありません。音漏れも若干目立ちやすいので、混雑している電車内などで使用する場合は音量に気をつける必要がありそうです。
コストパフォーマンス
円安傾向の現在、低価格帯では国産ヘッドホンのほうが為替の影響で相対的に魅力が高くなっています。この価格帯では基本的に国産オーディオ製品のほうが魅力が高いです。音質的にもこの価格帯では魅力的ですが、低域に物足りなさを感じる場合はATH-AR3を選ぶと良いです。
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