【レビュー】おすすめのワイヤレススピーカー:Anker SoundCore 2
長時間再生を可能にしたAnkerのワイヤレススピーカーが人気です。高品質なバッテリーメーカーとして有名なAnkerは、最近ポータブルオーディオでも存在感を増しつつありますが、このスピーカーも使い勝手の良さから非常に人気が高いです。小型ながらかなり大音量で音楽を再生でき、耐水性とバッテリー性能に優れています。
ビルドクオリティ
外見的には318gのSoundCore 2は、手触りの良いラバーゴムでコーティングされており、電源、音量調節、一時停止/再生用の大きなボタンが強調された、わかりやすいデザインのモデルです。
SoundCore 2のデザインに関しては、Ankerはとくに優れた才能を発揮したわけではありません。一般的なインターフェースデザインを持つ、よくある黒いサウンドバー形状です。
スピーカーの前面には、2台の6Wドライバーを隠したブラックメタルグリルがあります。側面には、microUSB充電ポートと3.5 mm AUXポートを保護する防水カバーで保護されたコネクタインターフェース設けられています。
Anker SoundCore 2の本体は、滑りにくいマットブラックラバーでコーティングされており、手触りは悪くありません。
仕様など
製品仕様
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製品寸法:約168 x 47 x 56mm
製品重量:約414g
防水規格:IPX7 (「一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない。」と定義されています)
同梱物:Micro USBケーブル、取扱説明書、18ヶ月保証、カスタマーサポート
防水性能
防水性能はIPX7です。IPX7は水没しても耐水できるというレベルで、お風呂や水泳で使っても問題ないという防水性能です。気軽にアウトドアスポーツやレジャーに持って行けます。そこまで高い防水性能は必要ないって思うかも知れませんが、防水性能が高い方が機密性が高く、内部部品が外環境から守られているので、より長く使える可能性が高いです。
[水の侵入に対する保護等級]
https://www.goodspress.jp/howto/11516/2/
0級:特に保護がされていない
1級:鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
2級:鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
3級:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
4級:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
5級:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
6級:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
7級:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
8級:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)
バッテリー性能
Ankerは元々モバイルバッテリーで有名なメーカーです。そのAnkerらしく、このスピーカーのバッテリーはよく設計されており、最大24時間もの長時間再生に対応しています。これはコンパクトサイズのモバイルスピーカーとしては非常に優秀と言えます。
通信性能
ペアリングは非常にスムーズで、通信性能も優れています。ペアリング対象の音響機器から10m程度離れても問題なく音楽を奏でてくれます。
音質
Ankerは前世代のSoundCoreからの強化ポイントとして低音を挙げています。たしかに前世代に比べて幾分低域は強めになりましたが、量感的にはまだまだ物足りなさを覚える人は多いでしょう。
このクラスのコンパクトスピーカーは大音量ではしばしば音が歪みやすいという共通の欠点を持っていますが、SoundCore 2も例外ではありません。価格帯では比較的音量が大きくパワフルな音を奏でますが、おそらく強化されたという低域の影響で、とくに中域で音像の割れが激しくなる傾向にあり、複雑な曲では音が混雑します。
しかし、同価格帯のスピーカーの中では特別優れているわけではないものの、相対的に満足できる音質を提供しています。
コストパフォーマンス
音質面で素晴らしいわけではありませんが、高い防水性能と優秀なバッテリー品質で高い満足を与えてくれる製品であることは間違いありません。
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