【レビュー】おすすめの完全ワイヤレスイヤホン:JVC HA-A10T
JVCの完全ワイヤレスイヤホンです。非常に廉価な製品で、しかも音質が良いと評判になっています。
国内大手メーカーとしてチャレンジし続けているJVC
日本国内のメーカーで完全ワイヤレスイヤホンを積極的に展開しているというと、バリュートレードの新興ブランドAVIOTが比較的著名ですが、大手国内メーカーでもSONYなどは積極的に完全ワイヤレスイヤホンを展開しています。
しかし、国内大手メーカーの大部分は1万円以上の高価格帯で完全ワイヤレスイヤホンをリリースしています。しかし、JVCは積極的に低価格帯でも完全ワイヤレスイヤホンをリリースする姿勢を貫いており、むしろミドルレンジ以下の価格帯の方でラインナップを拡充してさえいます。
このHA-A10Tはまさに国内大手メーカー品として、低価格帯に踏み込んで完全ワイヤレスイヤホンが提供される第一号であり、しかも音質的には1万円台の上位機種に引けを取らないというのが大きな魅力となっています。
仕様など
型名 | 「HA-A10T」 |
---|---|
型式 | ダイナミック型 |
再生周波数帯域 | 20Hz – 20,000Hz |
通信方式 | Bluetooth®標準規格 Ver.5.0 |
出力/最大通信距離 | Bluetooth®標準規格 Power Class 1/約10m※4 |
対応Bluetooth®プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T方式 |
電池持続時間 | イヤホン:約4時間※1、充電ケース:約10時間※1 |
充電時間 | イヤホン:約2時間※1、充電ケース:約3時間※1 |
電源 | DC3.7V、内蔵リチウムポリマー充電池 |
質量 | イヤホン:約5.2g x 2個、充電ケース:約42g |
付属品 | イヤーピースS,M,L各2個、充電用USBケーブル、充電ケース |
https://www3.jvckenwood.com/accessory/headphone/bluetooth/ha-a10t/
通信品質
通信品質は価格を考えると標準クラスです。街中では大通りや混雑時に途切れる感じがあります。復帰は早めです。家庭内ではほとんど途切れることがありません。
バッテリー性能
イヤホン単体で音楽を連続で4時間再生することができ、バッテリーケースを含めた最大再生時間は14時間となっています。最近の製品としては連続再生時間5時間以上が普通になってきていますので、やや物足りない感じはありますが、それでも通勤通学に使うのであれば充分でしょう。
防水性能
防水性能はIPX5です。 防汗性能的にも充分で、スポーツ用途にも使えますし、少々の雨の中でも問題なく使えるくらいの品質があります。ただ水没には弱いので、基本的には雨中に使うものではありません。
[水の侵入に対する保護等級]
https://www.goodspress.jp/howto/11516/2/
0級:特に保護がされていない
1級:鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
2級:鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
3級:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
4級:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
5級:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
6級:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
7級:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
8級:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)
音質
明るくクリアな音質になっています。音場の透明度が高く、ボーカルは少しくっきりめにしっかり聞こえてくると思います。低域の量感は少し抑えめですが、存在感はあり、全体的に音がよく整理されて聞こえてくるので、解像度に関しては1万円以下ではかなり優秀です。
コストパフォーマンス
スペックは価格なりといったところですが、音質のパフォーマンスはかなり優れています。若干明るすぎる感じではありますが、1万円以上の機種とも渡り合えるほどの解像度になっており、大手音響メーカーとしての意地を感じます。アニソンやEDMを楽しむ人で、低価格で音質の良い物を探しているのなら、この機種は有力な選択肢に入るでしょう。
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