【レビュー】おすすめの中華イヤホン:HIDIZS MS4
HIDIZSのハイブリッドドライバーユニバーサルイヤホンが人気になっています。
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは価格を考えると十分です。接合面はきれいで、接着剤がはみ出すなど見苦しいところはなく、ケーブルコネクタも丁寧に接合されています。また付属品も豊富で音質に変化を持たせられたイヤーピースが4セット用意されています。
仕様など
◎スペック
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BA ユニット: Knowles33518 / Knowles30017Dual
ダイナミックユニット: HIDIZS 設計 10.2 ㎜ダイナミックドライバー
ハウジング: CNC 切削アルミニウム合金ハウジング
再生周波数: 15Hz~40kHz
インピーダンス: 12Ω (at 1kHz)
感度: 112dB
出力: 10mW
ケーブル: シルバーコート OFC 線
ケーブル長: 1.2m
イヤホン側端子: 2Pin (0.78 ㎜)
プラグ: L 字型 3.5mm ステレオミニプラグ
重量: 18g
付属イヤーチップ: S/M/L/XL シリコンイヤーチップ
付属品: キャリングケース/マニュアル/保証書
音質
ゆったりとした深みのある懐の大きい低域が暖かに、力強い厚みのあるサウンドを下支えしている安定感のある音響構造が特徴です。
低域は量感もあり、豊かな広がりを感じさせ、深みも十分です。中低域の膨らみは抑制されて、重低音の暖かみが中域へと丁寧につながるよう低域は設計されています。そのため、このイヤホンは地の底からわき上がるような熱気を持って中域まで一貫して湧き上がってくるかのような雄大な世界観を持っています。
とはいえ、わずかに低域の支配力が強すぎる可能性はあり、中域では低域の影響を感じることがあるかもしれません。低域は中域に力強い足場を与えていますが、ドラム音が強い曲では低域の熱気がボーカルの輪郭をぼやかしていると感じる可能性はあります。少なくともHIDIZ MS4は中域でクリーンではなく、幾分音を太く、濃厚に聴かせようとするので、見通し感が優れているわけではありません。MS4は情熱的な色彩に満ちた中域を持っています。
高域はなめらかです。中域からのつながりはスムーズで、マイルドに音が抜けていく空間が感じられます。高域で明るさを強調することはなく、中域の暖かみをゆっくりと冷やして透明にしていくような落ち着いた空間が存在しています。
コストパフォーマンス
深みのある低域表現と豊かな中域表現は魅力です。高域の明るさは抑えられるために、EDMなどでは高域の輝きは強調されませんが、暖かみのある聞きやすい音質が楽しめます。価格を考えても、バランスが良い表現力で一定の魅力が感じられます。
より詳しい情報
より詳しい情報については以下のレビューを参考にして下さい。
【レビュー】HIDIZS MS4:厚みのある自然な音が低域から高域まで豊かに響いてくる良質サウンド | audio-sound @ premium
海外レビューなんかを読んだけど、結構評価分かれてる機種。まず低域は温かみがあって、結構深くまで出ているけど、地熱感があるのでクリア感はそれほどでもない。このあたりを肯定的に評価する場合は優れたベースサウンドという評価になるけど、否定的に評価する場合は深いところで濁っているという判断になる。これは好みの問題だけど、個人的には重低域に関して、ロックやJAZZを聴く関係上、地熱感を結構重視している…
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