【レビュー】おすすめの完全ワイヤレスイヤホン:audio-technica ATH-CKS5TW
audio-technicaの大人気シリーズSOLID BASSから新しい完全ワイヤレスイヤホンが出ました。連続再生時間15時間というモンスタースペックです。
SOLID BASSらしい重低音
audio-technicaは2018年、SOLID BASSシリーズからATH-CKS7TWを発売予定でしたが、性能上の基準を満たせず、発売中止となりました。事前情報では音質はかなり良いと評判になっていただけに、この発表は多くのファンを悲嘆させましたが、今年ようやくSOLID BASSシリーズの機種が発売されました。
こうして世に出たATH-CKS5TWはこれまでの完全ワイヤレスイヤホンにない厚みのある低音表現を持っています。
仕様など
●ヘッドホン部
https://www.audio-technica.co.jp/smt/atj/show_model.php?modelId=3102
型式 ダイナミック型
ドライバー φ10mm
出力音圧レベル 110dB/mW
再生周波数帯域 5~40,000Hz
インピーダンス 16Ω
●マイクロホン部
型式 MEMS型
指向特性 全指向性
感度 −40dB(1V/Pa,at1kHz)
周波数帯域 50~4,000Hz
●通信仕様
通信方式 Bluetooth標準規格Ver.5.0準拠
最大通信距離 見通しの良い状態で10m以内
使用周波数帯域 2.4GHz帯(2.402~2.480GHz)
変調方式 FHSS
対応Bluetoothブロファイル A2DP、AVRCP、HFP、HSP
対応コーデック Qualcomm® aptX™ audio、AAC、SBC
対応コンテンツ保護 SCMS-T方式
伝送帯域 20~20,000Hz
●その他
電源
ヘッドホン:DC3.7Vリチウムイオン電池(内蔵式)
充電ケース:DC3.7Vリチウムポリマー電池(内蔵式)
充電時間* ヘッドホン:約2時間/充電ケース:約3.5時間
使用可能時間:連続通信(音楽再生時)* 最大約15時間(ヘッドホン)
最大約45時間(充電ケース併用時)
質量 ヘッドホン:約8g(L側),約8g(R側)
充電ケース:約60g
防滴仕様 IPX2(ヘッドホンのみ)
使用温度範囲 5~40℃
*使用条件により異なります。
連続再生時間15時間
イヤホン単体での連続再生時間は15時間という超モンスタースペックを持っています。ケース込みで最大45時間です。スイッチ入れっぱなしでもほぼ1日中電池切れの心配はないというのはすごいです。ケースなしでの運用も十分に可能です。
通信品質も抜群
通信性能も高く、人の混雑する場所や通信が行き交う駅のホームでもほとんど途切れを感じません。長大な連続再生時間と強固な通信品質を持つこのATH-CKS5TWは、現状最も理想的な完全ワイヤレス環境の1つです。
付属アプリが便利
付属アプリでファームウェアアップデートと紛失時のGPS追跡に対応します。ファームウェアでバグフィックスや音質改善が見込めますので、現状でも完成度が高いモデルですが、長期で使用したい人にはさらにおすすめです。
防水性能
防水性能はIPX2です。必要最低限で、汗の侵入を守る程度です。雨が降ったらしまうのがよいです。
[水の侵入に対する保護等級]
https://www.goodspress.jp/howto/11516/2/
0級:特に保護がされていない
1級:鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
2級:鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
3級:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
4級:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
5級:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
6級:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
7級:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
8級:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)
音質
中域が曇る程度の圧倒的低音があります。重低音が広いだけでなく、中低域も厚ぼったく広い音を鳴らすので、迫力は充分ですが、人によっては篭もる印象を受けるでしょう。非常に強力な低域を出すドライバーが重厚味溢れる音を出します。
音質はかなりクセがあります。好きな人は好きでしょうが、嫌いな人は嫌いでしょう。店頭試聴をしてから購入することをおすすめします。
コストパフォーマンス
スペックはかなり優秀で通信品質も良く、少なくとも完全ワイヤレスとしての完成度は文句なく高い機種です。しかし、音質は独特です。低音好きの人でも、あまりタイトではない低域なので苦手な印象を受ける人もいると思われます。
音質が好みならば、コスパは現状最高クラスです。
より詳しい情報
より詳しい情報については以下のレビューを参考にして下さい。
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