【レビュー】おすすめの中華イヤホン:Thieaudio Legacy 5

2019年に設立されたばかりのThieaudioは知る人ぞ知る、人気の高いイヤホンメーカーです。そのLegacy 5を紹介します。
ビルドクオリティ
パッケージはコンパクトですが非常に洗練されています。高級ブランド財布のように洗練されたデザインで、エレガントでプレミアムな雰囲気があります。ケーブルとその他の付属品はキャリイングケースに含まれています。


- Thieaudio Legacy 5本体
- 3サイズ(小–紫、中–マスタード、大–緑)のメモリーフォームイヤーチップ
- 茶色のレザーレットキャリングケース
- 2.5mmバランス接続銀メッキ銅ケーブル
- 2.5mmから3.5mmの変換アダプター
- 2.5mmから4.4mmのペンタコンバランスアダプター
Legacy 5のイヤーシェルは黒色とダークブルーのシックな樹脂製デザインになっており、フェイスプレートには絶妙なハイライトを持っており、美しく輝きます。このフェイスプレートはハンドペイントにより一つ一つが描き分けられています。

仕様など
- Model: Legacy 5
- Driver: proprietary 10mm Nano-Membrane Dynamic Driver
- Total Number of Drivers: 5
- Connector: 0.78mm 2PIN
- Sensitivity: 110
- Impedance: 23ohms
音質
Legacy 5は滑らかでマイルドなサウンドを持っており、それぞれの音域で急激なピークやディップがなく、周波数帯域の全体が連動し、スムーズに音が再現されます。
低域
Legacy 5の低域は深いところに強調があり、重みのあるパンチを聞かせます。エレキベースは深みがあるサウンドで重々しく、ロックに重厚感を加えます。ドラムキックの存在感も十分でランブルに優れています。低域は中域から適度に離れており、そのノイズが中域を濁らせることはありません。
中域
中域はわずかにウォームですが、ナチュラル傾向のサウンドで、ほとんどニュートラルに聞こえます。中域上部は自然に聞こえ、耳障りさがなく、ボーカルは不自然に強調されません。心地よい雰囲気で落ち着きがあり、子音に不快な要素が出ることはありませんが、生き生きとしています。深みのある大人びた、懐のある男性ボーカルは魅力的ですし、女性ボーカルは芯がしっかりしていて、息遣いや発声が荒々しくなりません。
高域
Legacy 5は多くのドライバーを搭載しているにもかかわらず、高域に荒々しさがなく、クリーンでのびやかです。高域は高くまで拡張されていないので、音は自然にロールオフし、シンバルの輝きは自然か少し地味なくらいです。風通しはわずかに控えめです。
音場
Legacy 5の音場は自然な広さを持っています。それは広大ではありませんが、クラシック音楽で自然な定位を実現します。

コストパフォーマンス
中域の質感が素晴らしく、ボーカル曲をきれいに聴きたい人にとってThieaudio Legacy 5は魅力的なイヤホンです。そのサウンドは滑らかで、荒々しさがなく、透明感に優れています。しかし、高域のディテール感は少し犠牲にされているところがあるので、繊細さを重視する場合は物足りなく思うかもしれません。
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