【コラム】QCC3026とQCC3020の違いって何?

2019年5月30日

QCC3026
QCC3026

Qualcomm社が新開発したエントリー完全ワイヤレス向けチップのQCC3026が接続安定性が高いと話題です。最近は下位製品のQCC3020を搭載する機種も増えてきました。どちらもエントリークラスの完全ワイヤレスイヤホン用チップですが、両者に違いはあるのか興味がある人もいると思いますので、この記事ではその相違点をまとめます。

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今回は人気のワイヤレスイヤホンの中から、実際に使ってみて特にコスパが高いと思われる機種を紹介します。去年までの完全ワイヤレスモデルの傾向というと、低価格帯完全ワイヤレスモデルはあまり質が良いものがなく、有名メーカー製は高すぎて高嶺の花という感じでした。しかし、2018年になると有名メーカー製もラインナップが充実し、低価格モデルは洗練されて、中にはメーカー製と渡り合える実力派も出てきました。今日は皆さんに、より抜いた粒ぞろいの実力派イヤホンたちを紹介します。  なお、めんどくさい人は「一番のオススメは?」のところから確認してください。 5000円以下のオススメモデル  この価格帯は完全ワイヤレスイヤホンとしては底辺で、エントリークラスになります。安いモデルは3000円を切る価格からありますが、一定の実力があるモデルは3000円以上のモデルがほとんどです。 Dudios Zeus Ace Zagzog TWS-M3 Eleoption N09 Orit OR01 MEBUYZ E18 SRUIK D09 TaoTronics SOUNDLIBERTY 53 GUSGU GSG-T10 Enacfire Future Plus  この機種は EnacFire Future のマイナーチェンジバージョンでイヤホン本体にはほとんど改良が加えられていません。充電ケースだけ、モバイルバッテリー機能付きの大容量のものに変更されており、いわゆる「モンスタースペック」系になりました。Futureの弱点が最大再生時間の短さだったので、この変更は適切に思えます。  音質はFuture譲りの重厚感のあるフラットサウンドで、SoundPEATS系イヤホンに多い、低域重視サウンドです。高域は比較的おとなしく、どちらかといえば低域が張り出してライブ感を強調します。没入感の高いサウンドで外音遮断性が高めなので、外出時に音楽に没頭したい人にはおすすめできます。 UENO WA-X1(F8) FEYCH NB-T01 Hiyoo A66(A8-C5) EnacFire E18 plus  E18 Plusという名前ですが、 Future Plusと違って元となったE18がどの機種かは不明です。 MEBUYZ E18の可能性もありますが、音質やデザインにかなり変更が加えられているので、イヤホン本体は Future と大差なかったFuture Plusと違ってほとんど別機種です。  音質的にはフラットに近いですが、低域はやや抑えめで、中高域以上にフォーカスがあります。そのため、ハイファイ感がある見通しの良い透明感のある音質になっているのが特徴で、現代的なEDMやアイドルソング、アニソンと相性が良いです。  この価格帯では珍しく、高音質コーデックaptXに対応しているのも特徴で、通信安定性が高めです。

QCC3026とQCC3020には音質の違いがある

QCC3026とQCC3020には基本的な音質傾向が異なるようです。この2つのチップを使った機種を多く発売しているAVIOTの人の発言がとある記事で紹介されています。

Japan Tunedの音作りは製品毎に少しずつ異なり、バリュートレードの岩崎顕悟氏によると「搭載しているクアルコムチップによって音の傾向が違う。QCC3026は力強い低域、QCC3020はフラットな音が特徴」で、それらを踏まえた音作りが為されているという。

https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1167730.html

QCC3026とQCC3020は接続品質も差がある

こちらは推測になりますが、QCC3026製品とQCC3020製品の顧客評価をレビューブログ記事やamazon カスタマーレビューで深追いしていくと、QCC3020の接続品質は安定していないというレビューが多いです。以下の引用はQCC3020機種についてのレビューから抜粋しました。

aptX対応。通信は基本安定しており、SONY NW-A55と繋いだところ接続品質は高く、都心の街中でも途切れを感じない。この点はNUARL NT01AXなどのQCC3026搭載機種と遜色ない。ただし、その後の再ロケテストでいろいろテストした結果、接続相性が結構あるらしく、一般的にはそれほど通信品質が盤石でないことを確認した。

https://www.ear-phone-review.com/entry/2019/04/24/%E3%80%90%E5%AE%8C%E5%85%A8%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%9B%E3%83%B3_Syllable_S101_%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%80%91QCC3020%E6%90%AD%E8%BC%89

で、客観的に改めて評価を述べますと、通信品質的には5000円以下では標準以上くらいのDudios Zeus Ace相当程度はあるので、それほど悪いわけではありませんが、QCC3020を使っている強みは一部の最新チップ搭載スマホなんかと繋ぐとき以外はほとんど感じられない可能性があると思われます。

https://www.ear-phone-review.com/entry/2019/04/25/%E3%80%90%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%80%91Syllable_S101%E3%80%81%E5%86%8D%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%89%E9%80%9A%E4%BF%A1%E5%93%81%E8%B3%AA%E3%81%82%E3%81%BE%E3%82%8A

■接続性
「Qualcomm製のチップセットで音が途切れにくい」
という謳い文句なので、かなり期待していたのですが、
実際に試した感じでは、一般的な他の完全ワイヤレスイヤホンと
同程度くらいに音が途切れる印象でした。
(この商品が他に比べて切れやすいという程ではありません)
通勤ラッシュ時でいうと、
満員電車の車内では問題なく繋がりますが、
駅のホームにいて電車が到着した時など、
沢山の人の流れが発生する瞬間に途切れやすいです。
おそらく、Bluetoothの電波状況が入り乱れる時に、
他の電波と干渉しないようチャンネルを切り替える際に途切れ、
人の流れが止まると安定して繋がる感じではと思います。
さらに、aptX接続では超低遅延なので、AACやSBC接続に比べ、
一瞬の電波途切れが音切れに繋がりやすい可能性もあるかもしれません。
なので、どんなに混み合った場所でも絶対途切れない、
というレベルを期待して検討されている方は念のためご注意下さい。

https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RLUFO9XOT5TA4/

チップサイズが異なる

これは使う側にはあまり関係ないですが、チップサイズが異なります。QCC3026はより小型化可能です。

QCC3026

QCC3026のパッケージサイズ
QCC3020
QCC3020のパッケージサイズ

QCC3020機種よりQCC3026機種を買うのが正解

QCC3020はQCC3026とほぼ同等という噂がありますが、実際は条件次第でQCC3026と同等になり得るというのが正解で、QCC3020のほうは接続機器との相性問題があるようです。万能に通信品質の高い完全ワイヤレス製品を求めるなら、QCC3026を選んだ方が無難です。QCC3020を選ぶ場合は、ご自身の機器がQCC3020と相性が良いことを確認してから買いましょう。

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