【レビュー】おすすめの完全ワイヤレスイヤホン:TaoTronics SoundLiberty 92

TaoTronics SoundLiberty 92
TaoTronics ワイヤレス イヤホン 完全ワイアレス インナーイヤーイヤホン 最新MCSync技術対応 30時間連続再生 13mmドライバー 瞬間ペアリング AAC対応 片耳/両耳 IPX7完全防水 SoundLiberty 92

TaoTronicsからインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンTaoTronics SoundLiberty 92が発売されました。

TaoTronics初のインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン

TaoTronics SoundLiberty 92はTaoTronicsの完全ワイヤレスイヤホンとしては初めてのインナーイヤー型になります。インナーイヤー型は一般的なカナル型と違って、シリコン製やウレタン製のイヤーピースを必要とせず、耳に深く差し込まないので、圧迫感がありません。インナーイヤー型に慣れていない人は最初は装着感が緩く思え、脱落を気にするかもしれませんが、少し使えば、それが思った以上に安定していることに気づくでしょう。

またインナーイヤー型はカナル型に比べて密閉度が低いので、外音もよく聞こえ、安全性が確保しやすいところは美点です。

仕様など

  • モデル: SoundLiberty 92
  • タイプ: インナーイヤー型
  • Bluetoothチップ:Airoha AB1536U
  • 連続音声再生時間: 約5時間
  • ケース再生時間: 約25時間
  • ドライバー口径: 13mm
  • 駆動方式: ダイナミック型
  • 装着方式: 完全ワイヤレス
  • ペアリング:MCSync技術対応
  • Bluetoothプロファイル:A2DP /AVRCP/HFP
  • Bluetooth コーデック:SBC/AAC
  • 防水機能: IPX7生活防水
  • 通信方式(接続):Bluetooth5.0
  • 接続距離 RF:15m
  • 充電端子: Type-C
  • 重量イヤフォン(左右各): 4.7g
  • 充電ケース:33.6g
  • 保証時間:12か月+18か月(製品登録後)
  • パッケージ内容:TaoTronics SoundLiberty 92 Bluetooth イヤホン本体、充電ケース、Type-C充電ケーブル 、ユーザーガイド

13mmの大口径ドライバー

TaoTronics SoundLiberty 92は完全ワイヤレスイヤホンとしては破格になる13mmという大口径のドライバーを搭載しています。これにより完全ワイヤレスイヤホンと思えないパワフルなサウンド体験ができます。

Airoha社製通信チップにより実現される左右同期MCSync技術

TaoTronics SoundLiberty 92はAiroha社製の通信チップを搭載し、Airoha社独自技術MCSyncに対応しています。この技術により、従来は左右独立型イヤホンでは不可能であった左右それぞれのイヤホンに対する同期したワイヤレスオーディオ伝送を可能としており、高い通信安定性と低遅延を確立しています。

さらにペアリングは瞬時に行われ、快適に使用できるだけでなく、片耳をケースにしまうだけで両耳モードから不自由なく片耳モードに移行できるなど、使い勝手が大変向上しています。

通信品質

通信品質は街路や駅のホームなどで人通りが多い場合、少し乱れる場合もありますが、基本的には安定しています。高音質コーデックのAACにも対応しており、外出時であってもほとんど途絶がありません。価格を考えると充分な接続品質を実現しています。

タッチセンサー式ボタンによる快適な操作

タッチセンサー式の操作インターフェースにより、快適にイヤホンを操作することができます。再生・停止、音量調整などがイヤホンから手軽に行えます。

バッテリー性能

イヤホン単体で連続再生時間5時間を実現しており、ケース込みの最大再生時間は30時間にも達します。1日たっぷりと音楽を楽しめる、充分なバッテリー性能があります。

それでもまだケースの充電切れが気になりますか?安心して下さい。TaoTronics SoundLiberty 92は急速充電に対応しているため、1時間20分ほどで充電ケースはフル充電されます。

防水性能

防水性能はIPX7です。 水泳や風呂場での使用も問題ありません。短時間なら水没させても大丈夫という高い防水性能になります。これを着けてシャワーを浴びても問題ありません。そこまで高い防水性能は必要ないって思うかも知れませんが、防水性能が高い方が機密性が高く、内部部品が外環境から守られているので、より長く使える可能性が高いです。

[水の侵入に対する保護等級]
0級:特に保護がされていない
1級:鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
2級:鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
3級:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
4級:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
5級:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
6級:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
7級:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
8級:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)

https://www.goodspress.jp/howto/11516/2/

音質

インナーイヤー型の特性として、どうしてもカナル型より密閉性が低くなり易く、低域にインパクトが出ないところがあります。しかし、TaoTronics SoundLiberty 92は予想以上に低域が出ているようです。それでも不足感がありますが、インナーイヤー型で低域を楽しみたい人にはなかなか魅力的な選択肢に思えるでしょう。開放的なインナーイヤー型の特性のおかげで、音の抜けが良く、左右の幅は良好に思えるでしょう。カナル型ほどはっきりしたディテールを求めることは出来ませんが、かなり厚みのある音を実現しています。

コストパフォーマンス

TaoTronicsの新たなインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンはなかなかの競争力を持っているようです。インナーイヤー型の音質や装着感を好むユーザーには低価格でAirPodsの代替機種になりえると思えるでしょう。スペックは充分で防水性能も高く、トレーニングの時間を充分カバーしてくれるため、スポーツモデルとしても悪くありません。価格はなかなかに魅力的です。

TaoTronics SoundLiberty 92

8.3

装着感

7.5/10

バッテリー

9.0/10

通信品質

8.5/10

防水性能

9.0/10

高音

7.5/10

中音

8.0/10

低音

7.0/10

コスパ

9.5/10

Pros

  • コスパが良い
  • 通信品質が安定
  • バッテリー性能が良好
  • 圧迫感のない音質
  • 抜けが良い
  • マイルド
  • 高い防水性能

Cons

  • 遮音性が低い
  • 低域の迫力不足